IE9ピン留め
 
New Year's Resolution 2012
あけましておめでとうございます。
もうすぐ2月になりますが、今年一番最初のブログです。
昨年も、このブログを通して、たくさんの方との繋がりと、言葉を交し合う機会を頂きました。
暮らしのエッセンスを教わったり、嬉しい言葉を頂いたり、思いを共有したり、元気をもらったり・・・。

当たり前だと思っていた日々への有難さを強く認識した2011年。
両手いっぱいに感謝の気持ちを携えて、2012年も、楽しく、誠実に、真摯に生きていきたいです。

大切な人達が幸せであり続けますように。
そして、皆さんにとって、この年が良い一年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



今年の抱負をいくつか。

1. 朝時間を持つ

つまり、「早起きする」という目標。シンプルですが、自分にとってはとてもハードルの高い目標でもあります。

私は朝がとても苦手です。
遡れば中学時代から高校、大学、社会人の今に至るまで、一貫して変わっていないのが寝起きの悪さ。
でも最近、朝遅く起きていると、なんだかとてももったいない気がしてきたのです。

朝ごはんをゆっくり味わいたい。できるなら、その後、少しお茶も飲みたい。
うちで育てている植物たちにも、ちゃんと朝に水をあげたい。(朝は時間がないので、いつも水遣りは夜になってしまいます)
出社時間にやや融通は利くものの、もっと早く出勤して、もっと早くに帰りたい。
朝、ピアノの基礎練習をしたい。

そんな願いを叶えるべく、今年は朝時間を楽しめる生活を目指してみようと思います。

二十年以上もずっと身についている朝の怠惰な生活習慣。
夜型から朝型になるべく、がんばろうと思います。

ムーミンママもこう言っています。
「来年の春は、冬眠から誰よりも早く起きることにしましょう。
そうしたら、自分だけの静かな時間をほんのちょっぴりでも持てて、したいことができるもの」

頑張るぞー!

2. 小さな旅をする

旅はもともと好きだけれど、実は行った事のない場所、目を向けてこなかった場所がたくさんあります。
国内だと、大体行くのは関西か東北。それ以外の地域にはあまり行った事がありません。

でも日本には、北海道や四国、中部、中国、北陸、九州、いろいろ素敵な場所がたくさんあると思うのです。
まだ食べていないお料理や、写真に収めていない景色や、聞いたことのない方言がたくさんあると思うのです。

それに、実を言うと、意外と目を向けてこなかった関東地方。
毎日行き来する横浜と東京、そして良く散歩に出かける鎌倉などを除くと、降りたことのない駅や、行った事のない場所がたくさんあります。

そういう、今まで目を向けてこなかった場所にも、今年は意識的に足を延ばしていきたいなあと思います。
毎年どこかしらの海外に出かけて、楽しい旅をしてきたけれど、今年は日本の良さを発見する旅へ。

この国に生まれてよかった。こんな素敵な場所がまだまだたくさんあるんだ、と。
そういう気持ちを見つける旅に出てみようと思います。



今日は日曜日。
一通りの家事を済ませて、午後はゆっくり、早春のお菓子、鶯餅を頂きながら、お茶を飲みました。
夜はホワイトソースを作ってペンネグラタンをおなかいっぱい食べました。

バターがあること。
美味しい和菓子とお茶をいただけること。
会社から電車を使って家に帰れること。
暖かいベッドで眠れること。
家族と電話できること。
友達とおしゃべりをしながら美味しいディナーを食べられること。
働けること。
普通に暮らせること。

当たり前だと思っていたことが、いろいろなものの絶妙なバランスの上に成り立っていたのだということ知った今。
毎日を大切に、受けた優しさを未来に変えながら、日々を重ねていこうと思います。
# by norlie | 2012-01-29 20:39 | diary | Comments(5)
 
月とランチとラテアート
年の瀬で、仕事もプライベートも何かしら忙しく過ごしている12月。
年末に向けて少しずつ大掃除をしたり、友人のクリスマスプレゼント(兼バースデイプレゼント)を探したり、年賀状をオーダーしたり、忘年会にお呼ばれしたり、ばたばたと過ごしている。

一方で、部屋はどんどん寒くなる。
去年買ったダイニングこたつのおかげで、いつでも足下あったかなのだけれど、デスクトップのパソコンやピアノのある場所はそうもいかず、毛布をかけて我慢中。
エアコンをつけようかとも思うのだけれど、まだ頑張れるような気がしている。

大阪に引っ越してしまった友達が、東京へ遊びにきてくれて、久しぶりに一緒にランチ。
銀座で待ち合わせしたので、以前、comme d'habitudeで、ご紹介してくださったことのある"デンマーク THE ROYAL CAFE 銀座"に行ってきた。
スカンジナビアのスタイリッシュな色遣いとデザインの店内で、これまた可愛らしい色遣いと形のスムッシーランチを頂く。
4種類のスムッシーは、どれも贅沢な食材を組み合わせた可愛らしいオープンサンドで、一口食べる度に笑顔が溢れる。
久しぶりに会う友達との会話も、やっぱりとても楽しくて、状況は少しずつ変わっていながらも、本質的に彼女らしい部分はやっぱり変わらないなあ、好きだなあと実感。
短い時間だったけれど、中身の濃い素敵なランチだった。

それから昨日は、ニュースなどでも大々的に取り上げられた皆既月食の日。
稀に見る好条件ということで、私も朝から少し心が浮き足立つ。
日中は掃除をしたり、用事を済ませに外出したりして、夕方、茶語で早めの夕食をとっていたら、窓の外に大きなまんまるの月。
満月ってこんなに大きくて、暖かい光だったっけと思いながら、中国茶を楽しんだ。

22時近く、食が始まると、ベランダに出て月が欠けていくのを眺める。
私にとって、生まれて初めて見る皆既月食はもうすぐ。

23時過ぎ、いよいよ三日月の最後の弦の光が消えて、月が地球の陰に入った。
欠けていく間は、皆既になったら、月は真っ暗で見えなくなるんじゃないかと思ったけれど、全てが陰に入ると、月が赤銅色にぼうっと光り始める。
"light"というより"glow"という輝き。でも、ぴったりの日本語が出てこないのが切ない。

外に出ると、たくさんの人が立ち止まって空を見上げていた。
コンビニの前では、空を仰ぐ6、7人の人。
ご夫婦で家から出てきて、玄関の前で空を見上げている人。
駅からの帰り道、止まって上を見上げる人。
信号を待つ人の群れが、皆空を仰いでいる。

生まれた場所も、育った環境も、年齢も、考え方もまるで違う何万という人が、今一斉にあの赤い月を見上げているんだなあと思ったら、やっぱりこの宇宙が起こす奇跡は尊いんだと胸がいっぱいになった。



冬は暖かなカフェで温かい飲み物をゆっくり頂くのが好き。
優しいココアか、香り豊かなミルクティーか、香ばしいほうじ茶か、とびきり素敵なラテアート付きのカプチーノ。
上の写真は、9月に八戸で友達と訪れたカフェのラテアート。
でも、描かれているのは、毎年青森へもやってきてくれる冬の鳥。
優雅な白鳥が描かれたカプチーノ、また飲みにいきたいです。

冬の空気が持つ透徹した緊張感。
澄んだ夜空に月が浮かび、夏よりも星が綺麗に瞬く夜時間。
いつもより、体も心も意識的に温かく過ごそうとするこの季節は、寒いけれどやっぱり嫌いになれない、特別な季節です。
# by norlie | 2011-12-11 19:01 | diary | Comments(8)
 
秋と冬の境界@八甲田
十和田湖から黒石へ抜け、中野もみじ山で紅葉を楽しんだ後、帰りに八甲田を通った。
途中までは真っ赤な秋の絵の具が、美しく山を彩っていたのだけれど、いつしか世界は一転、色のない灰白色の風景に変わった。丁度、いくつかのトンネルを抜けたあたりだった。

10月初めには紅葉の見頃を迎える八甲田山系。私が訪れた10月末には、既に紅葉が散り、木々は冬支度を始めていた。
11月から5月まで、実に7ヶ月もの間、雪に閉ざされる有数の豪雪地帯。
道路脇にはこれから降る雪に備えて、スノーポールが立てられていた。このポールが、雪国では除雪車や一般車にとっての大切な目印になる。



火口に温泉が湧き出し、沼を形成した地獄沼。
沼奥が90度にも達するこの場所では、終始、湯気が昇り立ち、白く濁った乳白色の水にぶくぶくと熱湯が沸き出している。きつい硫黄の臭いがする。
その様相から「地獄沼」と名のついたこの沼が、色を失ったこの時期はより一層それらしさを増す。

沼の周囲の岳樺の白い幹がまるで骨格標本のよう。
岳樺特有の赤茶色の枝が、不気味な美しさを醸し出す。

ふと、画家アンドリュー・ワイエスの言葉を思い出した。

“I prefer winter and fall, when you feel the bone structure of the landscape - the loneliness of it, the dead feeling of winter. Something waits beneath it, the whole story doesn't show.”

まさに、風景の骨組み( the bone structure of the landscape ) を感じる景色だ。



紅葉の時季は、路肩に止める車でいっぱいになる睡蓮沼。
時期も終わり、日暮れも近いこのときは先客のカメラマンが一人いただけだった。
秋と冬の間、昼から夜へ向かう時間、山が眠りにつく、吸い込まれそうな真なる静けさ。
凛と冷えた空気に、透き通った空。
少しの揺らぎもない静かな沼が、水鏡となって山を映し出す。透徹の美とはこういうことをいうんだろう。

高田大岳に、ひとかけらの雲がかかる。それはひとひらの羽のようにも見えた。
時々、こういうふうに、思いがけず素晴らしい自然の一瞬に出会う。それが八甲田だったから尚更、「おかえり」と言われているようで嬉しかった。

先客のカメラマンと少し話す。
「こんな面白い風景が撮れるとは思わなかった。運がいいですよ。一ヶ月前はこんな風景はどこにもなかった」
美しい紅葉よりも、彼はこの景色が良いと言う。
私は、華やかな睡蓮沼の紅葉が大好きだけれど、彼の言葉の意味は分かる気がした。
それはきっとアンドリュー・ワイエスの言葉と、本質的に同じなんじゃないか。



城ヶ倉大橋で車を停めて、夕日が稜線に沈むのを眺める。
空が幻想色だ。
もうすぐこのあたりも深い雪に閉ざされる。
そうしたら、残念ながら私はここへは来ない。来るのも大変だし、寒いし、凍えそうな冬は暖かな家や温泉で過ごすほうがずっと好きなので。
愛すべき怠惰な生活が私を待っている。
だからこれは、この時間は、八甲田で過ごせる、本年最後のひととき。

紅葉が終わり、雪が降る前のほんの僅かな時期だけ出会える八甲田の風景。
秋と冬の境界であったからこその景色だった。色褪せた物悲しさも、張りつめたような静寂も、その下に命を孕んで眠りにつく。

"Something waits beneath it - the whole story doesn't show."
その下に待つものがある。物語の全貌が、見えているわけではないのです。
# by norlie | 2011-12-03 19:28 | 北東北 | Comments(2)
 
セレンディピティ
東京から来てくれた友人と、中華街で昼食とお茶を楽しんだ後、もう遅いと分かっていたけれど山手に向かった。
山手の西洋館はどこも17時で閉館してしまう。
15時からのお茶をたっぷり楽しんだ後では、ほとんど時間はないだろう。
そう分かっていたけれど、どうしても久しぶりに行きたくて、それにその友人が横浜へ来てくれることなんて滅多にないこともあって、一緒に坂を上ってもらった。

途中、友人が「この教会に入ってみよう」と言い出した。
それはカトリック山手教会。
以前から気になってはいたけれど、門をくぐったことはなかった。
教会の中は、がらんとした礼拝堂と整然と並ぶ椅子があるだけ。拍子抜けすると同時にほっと安堵した。
2、3人が席に着いていた。一人は観光客と思われ、他の二人は休憩でもしているような感じ。
私達二人も席に着いて、しばらくその静けさに身を預けた。

この教会によく似た教会を私は知っている。
それは、函館にあるカトリック元町教会。
まさに同じような間取りと、装飾と、そして完璧な静寂。
目を閉じて祈ると、あの教会のひんやりとした空気と心地よさが蘇る。

外交官の家に向かうはずが、友人のおかげで気になっていた教会を訪れることができた。
この場所に入っても大丈夫であることが分かったので、また今度来てみようと思った。
祈りの場所が好き。その大好きな場所に入れるきっかけを作ってくれた、友人の衝動的な行動に感謝。

そんなこんなで外交官の家に辿り着いたときには、もう閉館ぎりぎり。
だけどせっかく見せたかった館内は、何かのイベントの後だったようで、家具や調度品の配置がかなり違っていた。隅に寄せられたソファや椅子が、少し残念な感じ。
早足で見た後は、夕暮れのイタリア山庭園を歩きながら、外交官の家の外観を楽しむ。まだ時間があったので、ブラフ18番館で少しくつろぐ。

本来の目的地だった外交官の家をあまり楽しめないまま、イタリア山庭園を離れ、海に向かって歩く。
途中、ベーリックホールの門がまだ開いているようだったので、中に入ってみた。



門をくぐって小道を抜けると、まるでどこか異国にいるような錯覚を覚えた。
西洋館の中でも一際大きくて立派なベーリックホールは、お気に入りの西洋館の一つでもあったけれど、こんな時間に来たのは初めて。
いつもなら天気のいい午後に来て、太陽の光がいっぱいに差し込むサンルームやリビングでくつろぐ。
だけどこの日は、このライトアップされた建物の雰囲気と、夜に向かう空の色がとても美しくて、庭のベンチに座ってずっと眺めてしまった。

ライトアップされた淡黄色の外壁とスペイン瓦。
南国を思わせるパームツリー。
広い庭は木々に覆われていて、周囲の建物があまり見えない。
それが一層、この場所を異国にする。

まるで地中海を旅しているみたい。
トスカーナの小さな街にいるような。あるいはスペインの古都トレドにでもいるような気持ち。
それはもちろんそういう"気分"にすぎず、現実ではないのだけれど、それでもその幸せな錯覚が心に満ちていく。

自由な場所で羽を伸ばす。
時間の長い、旅先の夜のような。



谷戸坂を降りて、大さん橋に向かう。
その途中、「せっかくだから山下公園も寄っていく?」と尋ねたら、友人がそうしたいと言ってくれたので、山下公園を通って歩いていく。

すっかり日も暮れて、夜景が綺麗に見える時間帯の山下公園。
昼間アフリカン・フェスタをやっていたようで、ラストのキャンドルライブの最中だった。
民族音楽の陽気なリズムと、不思議な弦楽器の音、美しい歌声に誘われて、足が止まる。



キャンドルが照らすステージの真ん中で、一人の女性が見たこともないような弦楽器を携えて歌っていた。
その声が本当にきれいで、印象的で、思わず心地よさに聴き入ってしまった。
どこか南国の民族音楽を思わせる楽器の音色。でも、目を凝らしても、あんな楽器を私は知らない。

後で分かったのだけれど、歌っていたのはAnyangoというミュージシャン。
ケニアの伝統的弦楽器"ニャティティ"を、世界で初めて習得した女性なのだそう。
単身ケニアに乗り込んで、慣れない暮らしに身を委ねながら、音楽の修行をする。
想像もできないような生き方をしている人がいるんだなあと驚いた。

そんなパワフルな女性のイメージからは想像できないような、とても優しい声、上品な話し方。
素敵な出会いに感謝の限り。Anyangoの音楽は、iPodを通して、早速私の日常の中で流れています。

大さん橋でくつろいだ後は、赤レンガ倉庫のお気に入りのカフェ"chano-ma"へ。
大好きなベッド席でくつろぎながら、お腹いっぱいご飯を頂く。
目に優しい柔らかなキャンドルの光に包まれながら、豚肉の生姜焼きやフライドポテト。
居心地のいい日本の茶の間は、いつだって私の帰る場所。



本来の目的とは別に、偶然に素晴らしいものに出会う力"セレンディピティ"。
横浜は、このセレンディピティを働かせるには、本当にぴったりの場所だと思う。
目的地へ向かう途中のほんの僅かな寄り道が、人生を変えるような素晴らしい出会いや発見をもたらしてくれる。

世界に開かれた海が、多くの異国の文化を迎え入れる。
古いものと新しいもの、日本のものと異国のものが、毎日どこかで出会いを果たす。
だから、横浜を歩くときは、自分の直感を信じて、偶然を必然に変えて。
セレンディピティを信じて。
# by norlie | 2011-11-27 22:25 | 横浜 | Comments(4)
 
水辺の秋@十和田湖・奥入瀬渓流
初夏にここへ来たときは、少し湿った新緑の香りがした。
桟橋の左側、湖畔に立つ木々が水際へ大きく枝を垂らしている場所では、2、3人の子供達がその枝に座って、足を湖に浸しながら、水遊びをしていた。
楽しそうな子供達の声が湖を跳ね、それは幻聴のようにずっと私の耳にも残っている。

一年も立たないうちに、また訪れることができた十和田湖の西湖畔。
観光メッカとなっている休屋周辺は、ヒメマスやアユなどのおいしい塩焼きが食べられるけれど、この西湖畔にあるような静けさと清涼な空気はやっぱり特別だと思う。

一年前に来たときと、同じ場所、同じ木。
でも、色合いは随分違っていて、周囲はすっかり秋化粧。
秋の低い太陽が柔らかな光を湖畔に降らせ、黄金色の木々が淡い光に霞む、とても幻想的な風景。



私の知る十和田湖には、いつも陰がない。
明るく、青く澄んで、穏やか。遠くまで見渡せる湖の形は、遠くのクリアな静けさに満ちている。
不安をかき立てられるような底知れぬ暗い水底、荒く波立つ湖面、暗い鬱蒼とした森、深い霧…そういうイメージがあまりないのは、天気ばかりのせいではないと思う。

十和田湖が湛える水は、とても透明で澄んでいる。
天色の碧を映す湖面はいつもゆらゆらと光を散乱するので、湖畔の木々はあまり深い影を落とさない。
木漏れ日のように上からも下からも柔らかな光が溢れ出す、とても優しい情景。

場所によっては深いコバルトブルーのところもあって、そういうところではコントラストが美しい。
柔らかくはないが、くっきりと裏表のない明るさがあって、それはそれで気持ちいい。



いつも西湖畔の話ばかりを書いているけれど、我が家がいつもお弁当を食べるのは宇樽部という場所。
十和田湖南東側の湖畔で、こちらにはとても長い宇樽部桟橋がある。
キャンプ場や公園が整備されていて、波際で遊ぶこともできる。
休屋ほど混雑することもなく、十分な距離感を持って楽しめる、大好きな場所の一つ。
御倉山の麓にあるので、山の紅葉が綺麗に見える。

公園の紅葉も鮮やかな赤。
この日はまだそこまで寒くなく、ブルゾンを着ていれば、芝生に寝そべっても心地いい気温だった。
頭の上にあったのは、もみじではなく、赤い実をたくさん付けたナナカマド。
青空のキャンバスに、ナナカマドが描く秋の絵画を楽しみながら、しばらく横になる。
遠くで水鳥が羽ばたく音がした。



十和田湖の良いところは、宇樽部や休屋、和井内など湖畔の美しさも楽しみながら、奥入瀬渓流歩きもできること。
十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流は、十和田湖と同じように透明な澄んだ水。
冷たく澄んだ流れの美しさはもちろん、渓流沿いに数々の滝や景観があるため、観光客にも人気がある。
いつも行く度に、他県ナンバーの車の多さにはびっくりする。



奥入瀬の滝の中で一番好きなのは、雲井の滝。迫力があって、滝壺のマイナスイオンは格別だ。
そして、この日は行かなかったけれど、雲井の滝の近くにある双竜の滝も最近のお気に入り。
双竜の滝は、険しい獣道を登らないと辿り着けない場所にあるため、普通のガイドマップには行き方が載っていない。
私も今年の6月に初めて行ったのだけれど、こんなに綺麗で迫力のある滝があったなんて…と感動した。
もちろん私の情けない運動神経では、丸太の下をくぐったり、土砂崩れの傾斜を泥まみれになりながら歩いたりと大変だったけれど、その分辿り着いたときの感動は言葉に表せないものがあった。

他にも数々の滝が次々と現れる奥入瀬渓流。
天高く降ってくる白糸の滝や白布の滝、岩の重なりが美しい九段の滝など、楽しい滝がいっぱい。



奥入瀬渓流の景観はとても美しい。
そして、最近色々な山奥の秘境に行って気づき始めたのだけれど、奥入瀬渓流のいいところはとても歩きやすく、行きやすいことでもあると思う。
十和田湖はそれほど山奥ではないし、道路もきちんと整備されている。
奥入瀬渓流もすぐ傍に観光用の車道があるので、子供からお年寄りまで比較的気軽に渓流歩きを楽しめる。
それでいて美しい自然や手つかずの景観がきちんと残されていて、樹木の緑もとても美しくて、水も綺麗。

十和田湖では、毎年2月に十和田湖冬物語というイベントが開かれる。
幻想的に並ぶ雪灯篭や、雪景色にライトアップされた十和田湖が見れる数少ない機会。

私が好きなのは、自然いっぱいの十和田湖そのままの姿なのだけれど、冬物語のライトアップも一度見てみたいもの。来年2月は難しそうなのだけれど、きっといつかとずっと思っている。
それに十和田湖畔には泊まってみたいホテルもある。
春夏秋冬、四季折々の十和田湖。
これまでも、これからも、この美しい湖と自然が在り続けますように。
# by norlie | 2011-11-19 19:36 | 北東北 | Comments(4)
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