ハノイ、美味しい旅@Vietnam
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ハノイで最もラグジュアリーなホテル、「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」。
フランスのソフィテル系列。白亜の壁が美しいこのホテルは、ハノイ随一の超高級ホテルだ。
ルーム、スパ、レストラン、バンケット、オープンテラス、バー、etc... 贅を尽くした各施設の美しさもさることながら、ホアンキエム湖エリアに位置する利便性の良さ、スタッフのホスピタリティも
このホテルの魅力(・・・らしい)。

そんな素晴らしいホテルだけに、値段も超一流。
今回の旅でも、「さすがにここのホテルへの連泊は厳しいね」ということで、却下になった。
この旅でこのホテルを訪れることはないだろうと思っていたのだけれど、思いがけず、ハノイの友人が「皆を連れていきたいレストランがあるの」と紹介してくれたのは、"SPICES GARDEN RESTAURANT"。
それは、このホテルのベトナミーズ・レストランだった。


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庁舎や政府の役所が集まる湖南東エリアに位置するだけあって、ホテル周辺は比較的閑静なのだけれど、それでもこのホテルのセンター・ガーデンの雰囲気は別格だ。
ホテルの中央が吹き抜けのテラスになっていて、プールやガーデンが設えられている。
その様相は、まるで"都会のオアシス"というフレーズがぴったり。

そのテラスに臨み、光が差し込む明るいレストランが、"SPICES GARDEN"。
ランチで訪れたので、ビュッフェ形式で、多種多様なベトナム料理が並ぶ。
フォーやブン、揚げ春巻きやチェーなど、馴染のベトナム料理から、見たこともないような煮込み料理、スープ料理、揚げものまで、本当に何種類あるんだろうというくらいのバラエティ豊かな選択肢。
敷居の高さに、少し緊張気味の私達だったが、そこは友人がさりげない一言一言で抜け目なく解きほぐしてくれた。
こういうときの彼女の気遣いとか、場の和ませ方には、本当に感服してしまう。
そういう気遣いを、息をするように、自然にできる子なのだ。


また別の日、彼女が、地元で人気のレストランでの夕食をセッティングしてくれた。
「予約しないと入れないくらい、本当に人気のレストランよ。とてもおいしい!」と教えてくれたそのお店の名前は"quan an ngon"。
その名前を聞いて、皆で思わず顔を合わせた。どこかで聞いた名前…。
実は、何日か前のホーチミン滞在で、私達は図らずも"quan an ngon"のホーチミン店で夕食をとっていた。
今回、彼女が連れて行ってくれたのは、そのハノイ店。
"quan an ngon"は、ホーチミン店とハノイ店の2店舗で展開するレストランなのだそう。

事前予約のおかげで、少しも待つことなく、まるでパーティー会場の中を縫うように案内された2階席。
ホーチミン店ではメニューがよくわからず、かなり迷った末に半信半疑でオーダーしたので、実を言うと、ミスチョイスもいくつかあった(そういうのも海外旅行では楽しいのだけれど)。
けれど、今回は地元の彼女が、皆の食べたいものを聞きながら、いい感じにオーダー。
テーブルにはあっという間に、豪華なベトナム料理が並んだ。
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"quan an ngon"は、ローカル料理も多いカジュアルなレストラン。
清潔で品のある佇まいながらも、馴染みやすくてカジュアルなスタイルで、食事を楽しめる。
私のリクエストは、ベトナムの蒸し春巻き。
きくらげとビーフンの具材に、魚醤と塩、コショウで味付けされたシンプルな料理なのだけれど、もちもちの蒸し春巻きに包まれると、びっくりするほどマッチする。
他にも、揚げ豆腐や、スタンダードなフォー・ガー。ちょっと変わった、タニシのフォーなど、本当に多種多様なお料理を囲んで、大夕食会。
2歳になる娘さんも一緒に来ていたので、彼女お気に入りのフライドポテトもオーダー。
子供が好きなものって、どこの国でもそんなに変わらないんだなあ(笑)

店内の騒がしさも相俟って、私達も気兼ねなくおしゃべりしたり、笑ったり。
騒々しささえも、南国のムードを盛り上げる。
思いがけず、2回(別々の店舗に)も訪れることができた"quan an ngon"。
ベトナムを訪れる旅行者の方には、自信を持ってお勧めできるレストランです。
店内はいつも本当に賑わっているようなので、平日でも予約をしたほうがよさそう。

いつもそうだけれど、ベトナムの食の豊かさには本当に圧倒される。
そして、日本人である私の口にしっくりと合う、その味付けや食感にも。
醤油や味噌、塩、コショウの効いたアジアの食をベースに、フランス料理に影響された上品さと繊細さも併せ持つベトナム料理は、掛け値なしに美味しいと思う。
東南アジアにしては、辛い料理が多くないところも、私には嬉しい。

一週間のベトナム滞在。
振り返ると、毎日が「美味しい旅」だったなあと気づく。
ベトナムという国が持つ様々な魅力の中でも、この「美味しさ」は格別。
食材のおいしさ、調味料やスパイスの味付け、料理の美しさ…そういうことももちろんだけれど、何よりこの国の人が持つ"ホスピタリティ"という味わい。
それは、熱気と笑顔に包まれた食事の席で一番よくわかる。

大口を開けて笑うおじさんであっても、はにかむような笑顔の美人さんでも、ベースにあるのは相手と関わることを恐れない、オープンな気質。
本質的には違うのかもしれないけれど、"無関心な装い"が蔓延しつつある日本からの旅行者として、そういう気質は本当に素晴らしいと思う。

そして、時折その根底に見える、自分の国への愛情や誇り。
彼らが自分の町や国を語るとき、その口調には見栄や気負いがなく、とても素直だ。
自分の国を愛しているからこそ、自慢に思っているからこそ、訪れた私達を、客人として本当に丁重に持て成してくれてるんだなあと思う。

自分の国を好きになってほしいという、素直な感情。
相手を楽しませたいという、純粋な欲求。
そういうものから来る、純度の高いホスピタリティ。

私が出会ったベトナムは、いい顔で笑う人懐こい人達と、とびきり美味しい料理だ。
それがベトナム。私の好きな、アジアの国。自慢の友の国。

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Hotel Sofitel Legend Metropole Hanoi
15 Ngo Quyen Street, Hoan Kiem District,
10000 Hanoi, VIETNAM
http://www.sofitel.com/
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Quan An Ngon
18 Phan Boi Chau, Hanoi, VIETNAM
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by norlie | 2010-03-27 01:31 | べトナム旅 | Comments(4)
Commented by pocchi-8 at 2010-03-27 20:56
>毎日が「美味しい旅」だったなあ

こんな旅、してみたい!
ベトナムは食の国でもあるようですね。
そして、かつて日本にもあったはずの自国を誇らしく思う気持ちや心からの親愛の気持ちが旅行者にさえ伝わってくるベトナムなんですね。
昔、近藤紘一の『サイゴンから来た妻と娘』を読んで、一度行って見たい国のベスト3に入ってはいるのですが・・・(笑)。
Commented by infoitalia at 2010-04-02 01:41
素敵ですね、お友達のさりげない気遣いも、お料理も、ベトナムという国も。私の友達(イタリア人)の幼なじみがベトナムに旅行に行ってすっかり魅了され、そのままベトナムの女性と結婚して住みついてます。ベトナムの人はnorlieさんがおっしゃるようにとってもオープンな気質らしいですね。前から行ってみたいと思っているのですが、norlieさんのブログを拝見してさらに行ってみたくなりました♪♪ いつか実現するかしら。
Commented by norlie at 2010-04-04 23:15
> ポッチ~さま、こんばんは!
ポッチ~さまは、以前からベトナムのことを本で読んで知ってるとおっしゃってくださっていましたよね。すごくうれしいです。
ポッチ~さまは、これまでも色々な場所を旅されているから(中国とかも行かれていまいしたよね!)、きっとベトナムでも楽しめると思います!
ポッチ~さん、楽しみ上手ですもん!

私も、自分の国を愛して、大切にしたいなあと思いました。
来てくださる旅行者の方に、胸を張って自慢できるように!
最高のホスピタリティでおもてなしできるように!
Commented by norlie at 2010-04-04 23:18
> infoitaliaさま、こんばんは!
イタリアの方が、ベトナム旅行をきっかけに、そんな人生を歩んでいらっしゃるなんて!!びっくりです!
日本人が同じことをするより、すごい気がする!

色々な人生があるんですね~!
私も今からでも海外に移住できるかしら♪と希望を持ってしまうお話です!

いろいろ、先進国のように行かないところもありますが、イタリアの小さな町を旅慣れているinfoitaliaさまならきっと大丈夫ですよ!
いつか機会があれば行ってみてくださいませ!
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