これぞ三陸の磯ラーメン@八戸・小舟渡
蕪島から種差海岸へ向かう道路沿い、左の脇道を抜けた先に赤い屋根の小屋が見える。
行ってみるとそこは海に突き出した岩肌の上。
どうしてこんなところにと思ってしまうような場所にあるのが、海鮮小料理屋の"小舟渡"である。

一昨年の3月には、八戸沿岸一帯も津波の被害を受けたが、この"小舟渡"もまた例外ではない。
それもほとんど磯の上と言ってもいいような場所に建っているので、これで建物が残ったというのはまさに奇跡のような出来事だった。

そんな"小舟渡"は、種差海岸一帯のお店の中でもとりわけ素晴らしい絶景を味わえるお店である。
店に入ると、ガラス張りの店内から見渡せるのはまさに海、海、海。
満潮時には押し寄せる波が店のすぐ下まで入り込み、まるで海上で食事をしているような気分を味わえる。
私の知る限り、こんなお店は八戸には他にない。

e0048530_22161287.jpg


少々お値段の張る、小舟渡定食や生ウニ丼は、三陸きってのウニ、イカ、ホタテなどがふんだんに使われており、遠方から八戸に来た方には是非旅の思い出に味わってほしい一品。

だが、同じくらい私が自信を持っておすすめしたいのが、こちらのお店の磯ラーメンである。

じっくり丁寧に、そしてたっぷりの具材でとられたに違いないスープは、貝やウニ、海草類のうまみがたっぷり。
透明なスープは、磯の風味出汁のうまみでうっすら白濁しており、その中にはこの地域には珍しい中太の中華麺。その上に、三陸ならではの様々な貝類、海藻やウニ、ホタテがたっぷりのっている。
特に、八戸や岩手一帯では"シュウリ貝"と呼ばれる天然のムール貝は、とても大きくて身がぷりぷり。
これもまた実に三陸らしい貝の一つだと思う。

e0048530_22383858.jpg


島国日本には様々な磯ラーメンがありそうな気がするが、この"小舟渡"の磯ラーメンはとても三陸らしく、濃ゆい磯の風味たっぷりのスープがたまらなく美味しい一品。
多少暑くても、最後の一滴まで飲み干してしまう美味しさ。

次にこの磯ラーメンを食べられるのはいつの日か。
八戸に住む人、八戸を訪れる人には、是非食べてほしい一品です。

------------------
小舟渡食堂
〒031-0814 青森県八戸市鮫町小舟渡平10
[PR]
by norlie | 2013-09-20 21:45 | ぷらっと青森
<< 小さな命が芽吹くとき@八戸・蕪島 30分の贅沢@富山・ヒスイ海岸 >>