みちのく潮風トレイル1(八戸区間) 大久喜〜高岩展望台〜種差海岸
9月上旬、休暇を取得して青森に帰省した。
今回の帰省でやってみたいことの一つが、種差海岸の遊歩道を歩くこと。
八戸育ちでありながら、私は種差海岸の遊歩道を一度も歩いたことがなく、この帰省では、是非自分の足で、故郷の景勝地を歩いてみたいと思っていた。

最初は種差海岸周辺だけを歩くつもりだったのだが、調べてみると、タイムリーなことに最近『みちのく潮風トレイル』というロングトレイルが整備されたことを知る。
青森県八戸市から岩手県久慈市までの、100kmのロングトレイル。
将来的にはさらに岩手県南部、宮城県、福島県まで続く700kmまで延伸する予定とのこと。
昨年秋、八戸〜久慈までの区間が開通し、今年の夏からはトレイルコースの踏破認定制度も始まったのだそう。
八戸区間、階上区間、洋野町区間、久慈区間の4区間それぞれで、認定証をもらえるらしい。
これは是非チャレンジせねばと思い、種差海岸だけではなく、八戸区間の踏破を目指すことにした。

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八戸区間の南端、大久喜漁港まで車で向かう。
漁港内にある弁天島と、国重要有形文化財に指定されている『浜小屋』に立ち寄り、南浜中学校のあたりで車を降りた。
登山用リュックに帽子、アームカバーにスニーカーという、あまり海辺の町では見かけない出で立ちで歩き始める。

種差海岸までは何度も来ているが、大久喜のあたりまで来たのは初めてのこと。
歩き始めてまず驚いたのは、この一帯の海の色の美しさだった。
北国の海とは思えない、とても綺麗な紺碧色。
思わず「沖縄みたーい!」と呟いてしまう。
2年前に行った沖縄本島の南城の海が思い出された。
まるで南国を散歩しているような気分。
こんなに綺麗な海が八戸にあったなんて知らなかった。

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種差海岸周辺の展望台と言えば、葦毛崎展望台が有名だが、更に高い位置にあるのがこの『高岩展望台』。
鬱蒼とした木々の中、階段が続いている。
平日にここまで来る人はさすがにあまりいないようで、人っ子一人いない。
少し心細くなりながらも、上からの景色を見てみたくて、一段一段登っていく。

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きれーい!!
やっぱり海がとても美しい。
これまで歩いて来た方向(南側)を見ると、小さな砂浜に白波が押し寄せていた。
くっきり見える水平線。紺碧色の海。眼下に見える海辺の民家。
散策マップには、法師浜漁港と書いているエリアだが、この浜辺はなんと言うのだろう。

浜辺を見下ろせる見晴らしの良さにうっとりしながら、しばし潮風に吹かれてひと休み。
こうやっていると、"みちのく潮風トレイル"というネーミングはぴったりだなあと思う。

トレイルはまだ始まったばかり。
いつまでものんびりしているわけにはいかないので、再びリュックを背負って歩き始める。
このあたりは、トレイルコースを表すと思われる、番号付きの看板が立っており、迷うことなく歩くことができた。

島明神、種差漁港を通り、長閑な田舎道を歩いて30分。
途中、海岸のゴミ拾いをする小学生達を見かけ、こういう地域の取り組みが綺麗な海を守っているんだなあとしみじみ思う。

民家の傍らに咲く花を愛でたり、突然ひょっこり道端に現れた鶏たちに驚いたりしながら楽しく歩いていると、やがて子供の頃から慣れ親しんだ緑の芝生が見えてきた。
見知った風景に少し安心する。

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種差海岸へ到着。
緑の芝生がきらきら輝いて、日差しはぽかぽか。歩いてみると絨毯のようにふっかふか。
潮風が頬を撫で、波の音が優しく耳に響く。
なんて五感に心地いい場所なんだろう。

天然芝が水際まで続くこの場所は、八戸随一の景勝地。
地元の人のみならず、時には遠方からやってくる文人・詩人・芸術家達をも虜にした風景である。
平日だというのに、新しくできたインフォメーションセンターは観光客で賑わっており、心地いい天気に誘われて、芝生でピクニックをする人達も多い。
それでも都会の混雑とは程遠く、景観を十分に独り占めできる広さ。素晴らしい贅沢だ。

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芝生の上に座って、しばらく海を眺めてひと休み。
海辺に咲く花々やウミネコ達を眺めながら、ぼーっとしていると、先週の東京勤めが嘘のように感じる。
はー、とっても気持ちいい。

種差海岸インフォーメーションセンターは、トレイル認定を受けるためのチェックポイントの一つになっている。
早速受付へ行って、スタンプを押してもらった。
八戸区間のチェックポイントは3箇所。
この種差海岸インフォメーションセンターと、ホロンバイル、そして蕪島神社だ。
まずは1箇所目押印。「頑張ってくださいね」と、同年齢くらいの受付の方に送り出され、再び歩き出す。

・・・と思ったが、ここで正午になったので、隣の食堂で昼食をとっていくことにする。
インフォメーションセンター隣の金剛食堂さんで、めかぶラーメンを頂き、ひと休み。
いい感じに肩の力の抜けた、庶民の食堂という風情がなんだか懐かしい。
磯の出汁がよくきいていて、生めかぶもたっぷり。海藻好きにはぴったりのとても美味しいラーメンでした。
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by norlie | 2014-09-21 12:40 | ぷらっと青森 | Comments(2)
Commented by pocchi-8 at 2014-09-23 20:57
ステキな「みちのく潮風トレイル」体験報告をありがとう
ございます。地元民を代表いたしまして御礼を(笑)。
八戸に30年以上も暮らしていながら「大久喜」「高岩」には
まだ行ったことがなく、norlie さんの写真を見て「ぜひ行かねば」
と。
案外地元の人間は周りの風景の価値に気がつかないものだと
改めて実感しました。
先日、NHKテレビの「こころ旅」で火野正平サンが「メカブ丼、美味しい!」と叫んでいましたが、メカブ丼どころかメカブラーメンさえ
食べたことがなく、またまた反省です(笑)。
旅人の新鮮な目がその土地のいい物を見つけるのでしょうね。
Commented by norlie at 2014-09-27 15:04
> ポッチ〜さん、先日も話を聞いてくださったのに、記事も読んでくださったのですね!
ありがとうございます(^^)

私も、大久喜や高岩展望台は全く行ったことがありませんでした。
種差海岸の散策マップを見るまで、種差海岸の先に何があるか全然知らなくて・・・。
実際に歩いてみて、海の美しさには本当に感動で、八戸にこんな綺麗な海があったんだ!とびっくりです。
高岩展望台は、そんな綺麗な海を見下ろすことができて、とてもよかったですよー!
人がいなくて、ちょっと寂しかったですが(笑)

メカブ丼、メカブ好きとしては是非食べてみたいです!
メカブラーメンも、塩味のスープと磯の香りが絡んでとてもおいしかったですよー!
火野正平さん、自転車の旅をしながら、色々なものを食べ、景色を見て、人に出会うって、大変だけれども本当に素敵な旅ですよね。
私も、八戸にいるときはいつも同じ場所に行ってばかりで、何か新しい場所を発見するなんてほとんどありませんでした。
むしろ横浜から帰省している今のほうが、ずっと青森県の色々な場所に行っているような。
これからもいい場所、いいものをたくさん見つけに帰れるといいなと思います。
旅って本当に楽しいですね!
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