横浜・西洋館のクリスマス(イギリス、ドイツ、オーストリア)
今年もこの季節がやってきた。
横浜の冬の風物詩、西洋館の『世界のクリスマス』。

この期間、山手にある西洋館は、それぞれ特定の国のクリスマスをテーマに美しく彩られる。
毎年、12月1日からクリスマスの日まで開催され、多くの人々が訪れる、異国情緒溢れる横浜らしい恒例のイベントだ。
e0048530_19072325.jpg
まずは、イギリスのクリスマスをテーマにしている『イギリス館』へ。
山手の西洋館の中でもこの館だけは名前に国名が入っているため、毎年変わらずイギリスをテーマにしている。
それでも毎年見ていると、テーマの移り変わりと共に飾り付けも大分変化していて、なかなか面白い。

今年のイギリス館はコッツウォルズのクリスマスをテーマにしているとのこと。
クラシック調のインテリアに、可愛らしいオーナメント、美味しそうな焼き菓子。
ここのクリスマスはいつも一番馴染みやすいと言うか、奇抜さよりも親しみがあっていいなと思う。
ツリーの下に、様々な包装紙で包まれたプレゼントが山のように置いてある。この様子は、やっぱり子供の頃からの憧れだなあ。

廊下には上品で可愛らしい妖精の絵が飾られていて、思わず見惚れてしまった。
美しい色合いだなと思って、よくよく見ると寄木細工でできているようで、繊細な木目と木の色合いが見て取れる。
日本人の方が作られたそうで、すごい人もいるものだなあと魅入ってしまった。
e0048530_19074686.jpg
続いて山手234番館へ。テーマはドイツのクリスマス。
小さな館なので部屋数は少ないが、ダイニングはここの飾り付けが一番好きだなあと思った。

ドイツらしくシックな色遣い。
ワインレッドを基調としたテーブルコーディネートに、お花やオーナメントも同色で統一されていて、リースやツリーの深緑色ととてもしっくり来る。
キャンドルが灯った温かみのあるテーブルに、思わず、寒い冬はこんな部屋で過ごしたいなあと思ってしまった。

館を出ると、真っ赤なもみじが色付いていて、思わず目を引かれた。
今年は紅葉が一際遅かったような気がする。
いつかクリスマスと紅葉がすっかりかぶってしまう日が来るのかなあとぼんやり考えた。
e0048530_19081086.jpg
エリスマン邸の今年のテーマはオーストリア。
マリー・アントワネットの生家ハプスブルク家のクリスマスを演出したコーディネートで、とてもロマンティックでエレガントな飾り付けだった。
金銀の装飾で花を象ったオーナメントが所狭しと置いてあり、圧倒的なゴージャス感。
マリー・アントワネットと言うと、ソフィア・コッポラ監督の映画の影響か、フランスのマカロンカラー(薄いピンク、水色、クリーム色、セルリアンブルーなど)を思い描いてしまう。
こちらのインテリアもそう言ったカラーになっており、映画の世界のようだった。映画の世界よりは少しクラシック色が強かったけれども。

こちらではアドベントクランツが飾られていて、クリスマスが近づくにつれ、毎週少しずつキャンドルに灯を灯しているとのこと。
私が訪れた時は4つのキャンドルのうち3つに灯が灯っていた。
クリスマスまで後少し。

ドイツのシュトーレンといい、アドベントクランツといい、何かを待つという人の行為の、なんと楽しいことか。
楽しいことは、それを待つ時間もとても充実しているものなんだなあ。
この季節はより一層それを感じます。
[PR]
by norlie | 2015-12-20 19:18 | 横浜暮らし | Comments(8)
Commented by pocchi-8 at 2015-12-21 20:36
いつ見てもいいですねぇ、本場のクリスマス飾り。
歴史に裏打ちされた重みとセンスの良さが見事にマッチ。
やっぱりクリスマスは海外の祝祭だなと思ってしまいます。
でもお正月飾りなら日本!
玄関や床の間の生け花、漆の重箱、お屠蘇器、小鉢に染付け皿・・・
空間の美を生かした和の調和が好き。
寄木細工の妖精の絵がカワイイ!
どんな方が創るのでしょう。
norlieさんの文章も素敵で、
一行一行味わいながら読ませていただきました。
Commented by norlie at 2015-12-23 15:13
> ポッチ〜さん、こんにちは!
今年も行ってきました。毎年恒例の西洋館クリスマス!
やっぱりこれがあるとクリスマス気分を大分味わえるなあと思います。

クリスマスは海外の祝祭ってやっぱりそうですよね。
欧米諸国の雰囲気が似合います。
そしてお正月飾りは日本というのも同意です!

ポッチ〜さんのコメントを読んで、先日のアメリカに住む友人との会話を思い出しました。
彼女は毎年クリスマスにはモミの木を購入して、飾り付けをするそうなのですが、日本では本物のモミの木ではなく、作り物で毎年使えるツリーが主流ですよね。
なので、先日「毎年ツリーを買うなんてもったいないって思わないの?」と聞いてみたところ・・・
「日本のお正月の門松やしめ飾りと同じだと思う。
日本だって、門松やしめ飾りを毎年買うでしょう?
門松がツリーで、しめ飾りがリースなんだよ」
と言っていました。
なるほど、確かにそうだね!と毎年ツリーとリースを買ってくる彼女に、激しく同意してしまったのでした。

日本のお正月飾りは、雅なところが好きです。
黒と赤、きりっと身が引き締まるような美しさがありますよね。
クリスマスは雑多で楽しい感じですが、お正月は雅だなあと思います。

寄木細工、可愛いですよね。作った方は40〜50代くらいの女性のようでした。
(写真を見ただけなのですが)
色々な方がいらっしゃるのだなあとしみじみ思いました。

ポッチ〜さんもどうぞよいクリスマスを!Merry Christmas!!
Commented by あん at 2015-12-24 20:05 x
あっ! 恒例の山手のクリスマスですね。素敵ですね。
私はクリスマスものはドイツが好きです。友人のドイツ人がニュルンベルグの郊外に住んでいるので
夏に行ってもクリスマスグッズを売っています。親しい友人への御土産はいつもクリスマスオーナメントです。木製の色なしのものです。木の模様が面白いです。麦わらのかざりも素朴で好きです。今朝、シュトーレンを食べました。今回は張り込んで1800円のにしました。かびるのではと心配しましたが大丈夫でした。よかった!!
Commented by norlie at 2015-12-25 09:20
> あんさん、メリークリスマス!
ドイツのお友だちはニュルンベルクにいるのですね。それは羨ましい!
ニュルンベルクとローテンブルクはクリスマスで有名ですものね。

私の友人は、子供の頃から毎年お母様が一つずつオーナメントをプレゼントしてくれるのだそうです。
素敵な習慣だなあと思って、私も毎年一つずつオーナメントを買ってみようかなって思っていたところでした。
ご友人からお土産でオーナメントをもらえるなんて、羨ましいことしきりです。

山手のクリスマスももう何年も行っていますがやっぱりいつも楽しい気持ちになります。
1800円のシュトーレン、おお!豪華ですね!
私は頂き物のシュトーレン一切れでした(笑)
確かに毎日少しずつ食べようとすると、そんなにもつのかと心配になりますね。

無事クリスマスを迎えられてよかった。
あんさんもどうぞよいクリスマスを!
Commented by あん at 2015-12-26 06:42 x
すみません。私の書き方が悪かったです。オーナメントを日本にいる友人にあげるのは私です。
かさばらないし、お土産に最適です。でもドイツ人の友達もよくクリスマスオーナメントをくれます。
金属製のもありました。ローテンブルグのクリスマスショップは大きいですが、その支店のニュルンベルグのクリスマスショップと結構楽しいです。でもあの有名なクリスマス市のシーズンには行ったことがありません。
ドイツ人の友人が、クリスマスシーズンには日本人が大挙してやってくるので、おもわず、私がいるのではと見てしまうそうです。一度行ってみたいものです。
Commented by norlie at 2015-12-26 09:14
> あんさん、そうでしたか。それでは、「オーナメントをもらえるなんてあんさんの日本のお友だちが羨ましい」ですね(^-^)
わたしも、友人の話を聞くまで、オーナメントをプレゼントするなんて考えもしなかったんですよ。
でも聞いてみると、ああ、素敵だなあって。小さくてささやかでも、たくさんあって困るものじゃないからいいなあって思いました。

あんさんの日本のお友だちは本場ドイツのオーナメントをもらえるんですね。
それはとっても羨ましいです(^-^)

いつかあんさんも、ドイツのお友だちのいるニュルンベルクのクリスマスに行けるといいですね。
考えただけでワクワクします!
Commented by あん at 2016-02-05 17:48 x
こんにちは。ご無沙汰しています。
先日恒例の沖縄に母と行ってきました。あこがれの久高島に行きました。こころ洗われる
素敵なところでした。浜が独特、溶岩そっくりの黒いさんごと知らすなと不思議な植物・・・
まったくわからない、英語が簡単に思える島言葉を話すおばあたち。標準語とのバイリンガルだったりして。
うみぶどう丼というのを食べました。海ぶどうと刺身が乗っていました。島内に養殖場がありました。
Commented by norlie at 2016-02-07 18:55
> あんさん、こんにちは。
今年も行かれたんですね!お母様との沖縄旅行。
久高島ですか!うわあ、神秘的ですね!
私は南城市側から遠目にしか見たことがありません。
でも、とても良いところだと聞いています。パワースポットですものね。

うみぶどう丼、食べたことないです!!
美味しそう!!お刺身とごはんとあのぷちぷちが絡んで、とても美味しそうです。
私もうみぶどうが大好きなので、絶対好みの味だろうなあと思います。

沖縄の素晴らしさも去ることながら、あんさんとお母様の絆が感じられる恒例の旅。素敵な親孝行だなあと思います。
素敵な母娘の絆旅行ですね。羨ましい(^-^)
<< 横浜・西洋館のクリスマス(カナ... 秋の読書 >>