■ 花の都フィレンツェへ@Italy
水の都ヴェネツィア、サンタ・ルチア駅からユーロスターに乗った私たち。
次に向かうのは、往路では素通りしたサンタ・マリア・ノヴェッラ駅。 花の都フィレンツェ。 昼過ぎにヴェネツィアを発ったので、フィレンツェに着いたのは夕方近く。 ホテルに着いて、荷物を置いて、少し休んで、さあ街に繰り出そうと思ったときには、すでに空は暗くなりかけていた。 外に出る。道路の脇の歩道を歩いて、中心街へ向かう。 歩いていたら、東京にいるような気分になってきた。 東京のような高層ビルはないし、行き交う人々も欧米人。 なのにどうしてだろう、と思って母へ携帯メールを打ちながら、その理由に気づいた。 道路の幅の狭さ。車の多さ。 細い道路に車のヘッドライトが川の流れのように連なっている。 歩道のすぐ脇を通り過ぎる車の排気ガス。 狭い道に車が連なる。前も後ろも車だらけ。 そんな中、携帯を片手にメールを打つ自分。 そうえいば、フィレンツェって都会なんだよね、と今更ながらに思った。 角を曲がればバールがあって、すぐにカプチーノが飲める。 デパートでコーヒー用のミルクウォーマーを買ったり、有名ブランドの服を買ったりだってできる。 その便利さにほっとする自分と、気を落とす自分がいて。 安心と不安を同時に覚えて。 ちょっと面白かった。 細い路地を歩いていくと、開けたところに出た。 夜の空に、大きな建物が白く浮かび上がった。 これがかの有名なフィレンツェのドゥオモってやつかー! 暗闇に浮かび上がる白の大理石と、繊細な装飾がとてもきれいで、「あーやっぱりここは東京じゃないんだ」と認識。 こんな大きな、綺麗な大聖堂を作った人々の、孫の孫の、ずっと孫の代がここに住んでいるんだと思ったら、少しフィレンツェに興味を持った。
by norlie
| 2007-07-25 21:54
| イタリア旅
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