カテゴリ:中国旅( 5 )
 
海岸線ドライブ@中国・大連
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最終日、大連でお世話になった丁さんが、ドライブに連れて行ってくれた。
星海公園から車で1時間。大連の街を離れて、海岸線をひた走ると、緑豊かな公園や穏やかな海が続く。
時折、贅沢な造りの邸宅がぽつりぽつりと見えてきたりもして、「大連は芸能人や要人の別荘もたくさんあるんですよ」と丁さんが教えてくれた。

冬の海は、日本の東北地方で見慣れているけれど、ここ、中国の東北地方の海は、また違った風情があった。
季節がら、ただでさえ遠めの太陽が、靄がかって一層遠くに見える。
この靄が、中国特有の汚れた大気のせいなのか、単に霧のせいなのかはよくわからなかったけれど、理由を考えるとがっかりしそうなので、とりあえずこの幻想的な景色を楽しむことにした。


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北九州市との友好都市を記念して建設されたという「北大橋」を渡って、東海公園へ。
この公園には、本物の動物そっくりの銅像がたくさん建っていて、ちょっと面白い。
よくできた鹿の銅像の隣に、なぜかサボテンがあったりして、独特のセンス。
そんな中、「鳥の銅像が動いた!」と思ったら、本物の鳥だった!
あまり聞いたことのない鳴き方をする鳥が数羽、園内をお散歩中。
強いていうならシジュウカラ(?)のような雰囲気で、ちょっと心和む。


「この木、本物に見えます?」
丁さんが笑顔で聞いてくるので、もしやと思った。
実はこの木、よくできた偽物の木なんだそう。
特徴的な形をしているからまさかとは思っていたけれど、こんなものまで造り物だったとは・・・。
石の彫刻でできた木は、すぐ近くまで行かないと、偽物とはわからない。
夕焼け空をバックに写真をとっても、十分絵になる景色だった。
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いろんな人と出会って、いろんなものを食べて、いろんな街歩きを楽しんだ大連。
二週間のホテル暮らしも結構悪くなかった。
異なる文化を持つ人たちと働くことも、結構楽しくて、わりと充実した毎日を過ごせた二週間。
こういう長期間の出張はそうそうあるものではないけれど、そんなに悪くないかもしれない。
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by norlie | 2009-02-14 21:11 | 中国旅 | Comments(2)
 
大連街歩き@中国・大連
大連の街を歩いていて、出会った景色。
大連は、少し洋風で、少し現代的で、少し中華風。
華洋折衷であったり、新旧が混在していたり、面白かった。

大連で出会った人。
街で出会う人は、東北生まれの人が多い感じ。
大連だったり、大連より北の瀋陽、ハルピンなどの生まれの人が多かったように思う。

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中山広場の角で、見上げた景色。
写真だけ見ると、「パリの街角です」と言っても、通じそう(笑)

円形のロータリーになっている中山広場には、欧風の建築群が集まっている。
どこか横浜の欧風建築に似ているなあと思った。
これらの建築群は、ほとんどが日本人建築家によって設計されたんだそう。
だから、少し親近感がわくのかなあ。

街角で冬の木を観ると、甘栗を食べたくなります。



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この大きな城は何なの!?
星海広場から見えるその姿に、思わず目を疑ってしまった。
「絶対にホテルか何かですよね」と、日本人的な感覚で話していたら、なんとこれは"Shell Museum"!貝の博物館なんだそう。
正直なところ、貝のために何故にここまで・・・?と思ったりもしてしまった。
入口が結構丘の上にあって、そこまで延々と長ーい階段が続く。それはまさに、中世のお城を思わせる感じ!
「・・・でも、でも!貝なんですよね?」と何度も確認する私。
入ってみたいな~と思ったら、旧正月に伴い、休館でした。残念!



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街角で、おじさん達が集まって何をしているのかと思って覗いて見た。
なにやら、駒のようなものをぱちぱちと打っている。
「あれは何ですか?」と、会社の人に聞いたら、「あれは中国の将棋です」とのこと。
へえ~!と、思ってじっくり見てしまった。
駒には「象」とか「鳥」とか書いてある。動物なのかな?王将は、何になるんだろう?
真冬で氷点下でも、大連のおじさんたちは、街角に集まって将棋を打つ。
寒くても、やめられない、大好きな時間なんだなあ。



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歩き疲れたら、ご飯の時間。
私は、日本でも酸辣湯が大好きなので、とても楽しみにしていた。
本場の酸辣湯は、少しも期待を裏切ることなし!おいしい~!
とろりとしたスープと、絶妙な酸っぱ辛い感じが、とても美味。

そういえば、大連で食べた食事で、もう一つ心に残っているのは"米線(ミーシェン)"という、鍋うどんのような食事。
写真は撮れなかったけれど、本当に、本当においしかった!
日本でも食べられたりしないのかな??
心から、また食べたいです。


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by norlie | 2009-02-12 00:15 | 中国旅 | Comments(2)
 
瑞祥茶庄@中国・大連
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友好広場の角に、そのお店がある。

小さめの扉を開けて中に入ると、暖かな空気と、お茶の香り。
店の中はお世辞にも広いとは言えないけれど、奥のほうに1つだけあるテーブルの周りは、驚くほどたくさんのお茶と、茶器に囲まれていた。

入口を入って右側には、ばら売りの茶器。
まだ開けていない在庫品の箱もちらほら見える。
奥に行くと、セットの茶器も置いている。品揃えもいいし、品もいい。

左側の棚には、お茶の入った大きな缶が雑然と並べられていた。よく見ると、手前から、茉莉茶、工芸茶、白茶、緑茶、青茶、紅茶、黒茶の順に並んでいた。



一緒に出張した先輩は、4、5年前にも、仕事で大連に長期滞在した経験のある人。
その彼が、以前の滞在の際に、よく一人で通っていたというそのお店。
実際に行ってみて、私もすぐに、その良さがわかった。
他のお店ではなかなか見つからなかった白茶がすぐに見つかったこと。
大型チェーン店の、次から次へと高価なお茶や茶菓子を勧められる、あの落ち着かないプレッシャーもなかった。

二週間の滞在の間、すっかり行きつけになったそのお茶屋さんの名前は"瑞祥茶庄"。
「瑞」はめでたい、「祥」は兆し・・・の意味なんだそう。店員さんの一人が日本語で教えてくれた。

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大連のお茶屋さんはたくさん試飲させてくれる。
それがもう、一杯のみならず、じっくり何煎もいれてくれるものだから、カフェでお茶をするのと同じくらい長居させてもらえる。

とても自然に、ゆったりと時間が流れていく、その心地よさ。
凍える体にすーっと沁み渡る温かいお茶。
ローテンションの優しい会話。
外の喧噪も、零下の空気も、この店の中には入ってこない。
暖かさで満ちた店内は、本当に居心地がいい。



彼女たちの上司である店長さんは、落ち着いた優しい雰囲気の、素敵なおじさん。
日本語もとても上手で、お茶の背景や由来、茶園のお話などを滔々と語ってくれながら、少しも手を止めることなく、絶妙のタイミングでお茶をサーブしてくれる。
同僚の彼が、以前一人で来た時も、その店長さんがお茶を淹れてくれたんだそう。ずっと思い出に残っていたらしく、彼は大連に来る前からその話をしてくれた。

最終日、そのお店に最後に立ち寄った後、先輩が言った。
「あの店長さん、前と外見は少し変わっていたけれど、話したらすぐにわかった。昔と全然変わってなかったよ。数年前も、ああやって話しながら、どんどんお茶を入れてくれてさ。それが本当においしかったよ。」

懐かしむように言った先輩の顔をみて、私もつい嬉しくなった。

「思い出の人に会えてよかったですね」
いい思い出と再会した人の顔は、とても優しい顔になる。
そこに立ち会えたことに、少し感謝する。

私もいつか、この思い出と再会できるといいなあ、と思いながら、空港に向かうタクシーに乗り込んだ。
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by norlie | 2009-02-08 22:52 | 中国旅 | Comments(6)
 
旧ロシア人街@中国・大連
大連駅より北側、勝利橋を渡って、すぐのところにあるのが"旧ロシア人街(俄羅斯風情街)"。
オフシーズンだったせいか、活気はほとんどなかったけれど、ひっそりと佇む洋風建築の看板には、確かにキリル文字が書かれていた。

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オフシーズンとはいえ、少なからず露店も出ていて、私もちょっとお買いもの。
カラフルなマトリョーシカは、目もとぱっちり。色の饗宴は何ともアジアらしい雰囲気だけれど、これってロシアの入れ子人形なんだよなあ。

「ロシア人街で買い物するときは、必ず値段交渉をすること」と教えられたとおり、どのお店でも値引き交渉が通じる。
ゆっくり買い物をしたかったので、日曜の朝、私一人でロシア人街へ行った。お店の人はほとんど英語が通じないのだけれど、電卓と、"太貴了!(Expensive!)"という一言があれば、十分に交渉の余地はある。
友人へのお土産用に、ロシア煙草と、聖ソフィア聖堂を模した小さな鏡をいくつか。150元を80元まで値引きしてもらった。ついでに自分用も追加で1つ、おまけしてもらう。



帰り際、ふと目に入った、赤いパシュミナストールが気に入って、こちらも値段を尋ねてみる。
"180"という数字を電卓でたたかれたので、思い切って「"50"にして!」と交渉スタート!
「ばか言わないでくださいよ」というような雰囲気で、"160"と電卓で示されたので、「それなら要らない」と、立ち去ろうとする私。
すると、何かいろいろ言いながら、"150"と電卓をたたいてくれる店員さん。
「そんなに高いなら要りません」と再び立ち去ろうとする私。
その後、この繰り返しでどんどん値段が下がるも、「それなら要らないです。ほんとに結構です」という感じで、立ち去ろうとし続けたら、最後にはなんと「じゃあ、"50"にするわ!」と、電卓をたたかれた!

見事、交渉成立!
180元で始まったパシュミナストールは、50元で私の手元にやってまいりました。
100元以下まで下がったら買おうと思っていたのだけれど、まさか50元まで下がるなんて。
本当はいくらだったんだろう。180元は、少し足元を見られての値段だと思うけれど、50元よりは高そうな感じ。
「持ってけドロボー!」と思われていたかもしれないけれど、とりあえず心の中でガッツポーズした。アジアでの買い物は、これこそが醍醐味だ。

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通りの一番奥には、帝政ロシアによって建築された建物と、噴水。
この寒さのせいか、あるいは古さのせいか、噴水から水は出ていなかった。夏になったら出るのかな。
往時を忍ばせる部分もあるけれど、それ以上に朽ち果てた雰囲気が物寂しい。
昔は、ここにもロシア人がいたんだろう。だけど今はロシア人は見かけない。ただ、風情が漂うだけ。



たくさん歩いて、買い物も楽しんで。
もと来た道を戻る頃には、すっかり体も冷え切ってしまった。
ロシア人街を出たところで、ふと気づいた。そういえば、たった一人で異国でショッピングをしたのは、これが初めてだったかも。
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by norlie | 2009-02-01 23:55 | 中国旅 | Comments(8)
 
新年のご挨拶と、出張のこと
あけましておめでとうございます。
遅ればせながらのご挨拶となってしまいましたが、無事出張から帰還しました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

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さて、年明け早々、飛行機に乗って、約半月を過ごしてきた場所、それは中国・大連。
中国の東北部にあり、緯度的には日本の仙台くらいの港町。
ところが、その寒さは北海道並みで、連日、最高気温がやっとマイナス5℃くらいだった。
朝晩はマイナス10℃以下まで下がってしまうので、日本から持参したホッカイロを装着し、お正月に八戸で買った温かい服をたくさん着込んで、過ごす日々。


幸い、雪がほとんど降らない海洋性気候のため、結構歩きやすかったのは、喜ばしい。
青森育ちのおかげ(?)で、防寒具さえ着ていれば多少の零下に負けない私は、仕事の合間を縫って、大連市街をうろうろ、てくてくしてきました。


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中国文化と洋風建築が絡み合う、大連の街並みは、テレビでよく見る上海や北京とはかなり違うこと。
日本でも好きな中国茶。一番楽しみにしていた本場の中国茶は、少しも期待を裏切らないくらい、味わい深くて、美味しいものだったこと。
etc…


私にとって、中国はほとんど未踏の土地。
だから、大連で2週間も過ごすというのは、少し不安でもあったのだけれど。
お腹も壊さず、仕事も順調、出会いにも恵まれた時間を過ごすことができた。

特に、今回は、いつもの個人旅行ではなく、出張だったため、現地で働くたくさんの中国人と多くの時間を一緒に過ごすことができた。
春節(=旧暦のお正月)前ということで、忘年会にも招いてもらったり。
文化の違いや、思想の違いに、それはもう驚きの連続。
だけど、「異なる文化や思想のもとに生きる人達が、どんなことを思って、どんなふうに毎日を過ごしているのか」ということに、とても興味のある私にとっては、いろいろなことを考える、濃い時間にもなった。

振り返ると、あっという間の二週間だったなあ。
そんなことを考えながら、日本の自分の部屋に帰ってきてソファに腰を下ろす。
ふー。名残惜しいけれど、心底ほっとしているのも確かなわけで。
旅が好き。家も好き。
そのどちらもある人生に感謝した、出張でもありました。

~つづく~
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by norlie | 2009-01-25 20:19 | 中国旅 | Comments(8)