カテゴリ:べトナム旅( 10 )
 
ハノイ、美味しい旅@Vietnam
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ハノイで最もラグジュアリーなホテル、「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」。
フランスのソフィテル系列。白亜の壁が美しいこのホテルは、ハノイ随一の超高級ホテルだ。
ルーム、スパ、レストラン、バンケット、オープンテラス、バー、etc... 贅を尽くした各施設の美しさもさることながら、ホアンキエム湖エリアに位置する利便性の良さ、スタッフのホスピタリティも
このホテルの魅力(・・・らしい)。

そんな素晴らしいホテルだけに、値段も超一流。
今回の旅でも、「さすがにここのホテルへの連泊は厳しいね」ということで、却下になった。
この旅でこのホテルを訪れることはないだろうと思っていたのだけれど、思いがけず、ハノイの友人が「皆を連れていきたいレストランがあるの」と紹介してくれたのは、"SPICES GARDEN RESTAURANT"。
それは、このホテルのベトナミーズ・レストランだった。


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庁舎や政府の役所が集まる湖南東エリアに位置するだけあって、ホテル周辺は比較的閑静なのだけれど、それでもこのホテルのセンター・ガーデンの雰囲気は別格だ。
ホテルの中央が吹き抜けのテラスになっていて、プールやガーデンが設えられている。
その様相は、まるで"都会のオアシス"というフレーズがぴったり。

そのテラスに臨み、光が差し込む明るいレストランが、"SPICES GARDEN"。
ランチで訪れたので、ビュッフェ形式で、多種多様なベトナム料理が並ぶ。
フォーやブン、揚げ春巻きやチェーなど、馴染のベトナム料理から、見たこともないような煮込み料理、スープ料理、揚げものまで、本当に何種類あるんだろうというくらいのバラエティ豊かな選択肢。
敷居の高さに、少し緊張気味の私達だったが、そこは友人がさりげない一言一言で抜け目なく解きほぐしてくれた。
こういうときの彼女の気遣いとか、場の和ませ方には、本当に感服してしまう。
そういう気遣いを、息をするように、自然にできる子なのだ。


また別の日、彼女が、地元で人気のレストランでの夕食をセッティングしてくれた。
「予約しないと入れないくらい、本当に人気のレストランよ。とてもおいしい!」と教えてくれたそのお店の名前は"quan an ngon"。
その名前を聞いて、皆で思わず顔を合わせた。どこかで聞いた名前…。
実は、何日か前のホーチミン滞在で、私達は図らずも"quan an ngon"のホーチミン店で夕食をとっていた。
今回、彼女が連れて行ってくれたのは、そのハノイ店。
"quan an ngon"は、ホーチミン店とハノイ店の2店舗で展開するレストランなのだそう。

事前予約のおかげで、少しも待つことなく、まるでパーティー会場の中を縫うように案内された2階席。
ホーチミン店ではメニューがよくわからず、かなり迷った末に半信半疑でオーダーしたので、実を言うと、ミスチョイスもいくつかあった(そういうのも海外旅行では楽しいのだけれど)。
けれど、今回は地元の彼女が、皆の食べたいものを聞きながら、いい感じにオーダー。
テーブルにはあっという間に、豪華なベトナム料理が並んだ。
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"quan an ngon"は、ローカル料理も多いカジュアルなレストラン。
清潔で品のある佇まいながらも、馴染みやすくてカジュアルなスタイルで、食事を楽しめる。
私のリクエストは、ベトナムの蒸し春巻き。
きくらげとビーフンの具材に、魚醤と塩、コショウで味付けされたシンプルな料理なのだけれど、もちもちの蒸し春巻きに包まれると、びっくりするほどマッチする。
他にも、揚げ豆腐や、スタンダードなフォー・ガー。ちょっと変わった、タニシのフォーなど、本当に多種多様なお料理を囲んで、大夕食会。
2歳になる娘さんも一緒に来ていたので、彼女お気に入りのフライドポテトもオーダー。
子供が好きなものって、どこの国でもそんなに変わらないんだなあ(笑)

店内の騒がしさも相俟って、私達も気兼ねなくおしゃべりしたり、笑ったり。
騒々しささえも、南国のムードを盛り上げる。
思いがけず、2回(別々の店舗に)も訪れることができた"quan an ngon"。
ベトナムを訪れる旅行者の方には、自信を持ってお勧めできるレストランです。
店内はいつも本当に賑わっているようなので、平日でも予約をしたほうがよさそう。

いつもそうだけれど、ベトナムの食の豊かさには本当に圧倒される。
そして、日本人である私の口にしっくりと合う、その味付けや食感にも。
醤油や味噌、塩、コショウの効いたアジアの食をベースに、フランス料理に影響された上品さと繊細さも併せ持つベトナム料理は、掛け値なしに美味しいと思う。
東南アジアにしては、辛い料理が多くないところも、私には嬉しい。

一週間のベトナム滞在。
振り返ると、毎日が「美味しい旅」だったなあと気づく。
ベトナムという国が持つ様々な魅力の中でも、この「美味しさ」は格別。
食材のおいしさ、調味料やスパイスの味付け、料理の美しさ…そういうことももちろんだけれど、何よりこの国の人が持つ"ホスピタリティ"という味わい。
それは、熱気と笑顔に包まれた食事の席で一番よくわかる。

大口を開けて笑うおじさんであっても、はにかむような笑顔の美人さんでも、ベースにあるのは相手と関わることを恐れない、オープンな気質。
本質的には違うのかもしれないけれど、"無関心な装い"が蔓延しつつある日本からの旅行者として、そういう気質は本当に素晴らしいと思う。

そして、時折その根底に見える、自分の国への愛情や誇り。
彼らが自分の町や国を語るとき、その口調には見栄や気負いがなく、とても素直だ。
自分の国を愛しているからこそ、自慢に思っているからこそ、訪れた私達を、客人として本当に丁重に持て成してくれてるんだなあと思う。

自分の国を好きになってほしいという、素直な感情。
相手を楽しませたいという、純粋な欲求。
そういうものから来る、純度の高いホスピタリティ。

私が出会ったベトナムは、いい顔で笑う人懐こい人達と、とびきり美味しい料理だ。
それがベトナム。私の好きな、アジアの国。自慢の友の国。

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Hotel Sofitel Legend Metropole Hanoi
15 Ngo Quyen Street, Hoan Kiem District,
10000 Hanoi, VIETNAM
http://www.sofitel.com/
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Quan An Ngon
18 Phan Boi Chau, Hanoi, VIETNAM
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by norlie | 2010-03-27 01:31 | べトナム旅 | Comments(4)
 
ハノイ、時間散歩@Vietnam
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ハノイでの街歩きは、いつもなぜか大教会から始まる。
初めて皆でハノイを訪れた際、この大教会の裏路地にあるエコノミーホテルに滞在したからなのかもしれない。
ホーチミンよりはるかに入り組んだ細い路地が絡み合うハノイの町で、この大教会は、いつだって私達のランドマークだ。
一週間近い滞在でも、迷うことなくホテルへ帰ってこられたのは、一重にこの教会の導きあってこそ。

この日も、ハノイ大教会の前で、友人と待ち合わせた。
以前はもっと白くて美しかったのだろう大教会の石壁は、アジア特有の過度の湿気ですっかり黒ずんでいる。


ハノイ大教会は、正式名を"セント・ジョセフ教会"と言うのだそう。
パリのノートルダム大聖堂にも似た、繊細で荘厳な迫力は、フランスに通ずるものがある。
実際、ハノイのお年寄は、フランス語を話せる人も多い。
私が以前に宿泊した民宿のフロントのおばあちゃんも、"Thank you"すら通じないのに、訛りの強いフランス語なら流暢に話してくれた。
ベトナムという国が、他の国の統治下にあった歴史は、私が思うよりずっと最近のことなのだ。


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友人と合流した後は、ベトナムに来てからはすっかりお馴染になった雑貨探し。
ハノイ大教会の周辺をそぞろ歩き、気がすんだらニャートー通りへ。左へ曲がってハントン通り沿いに歩き、右折してハンガイ通りへ進むと、効率よくショッピングを楽しめる。

とりわけニャートー通りは、お洒落なブティックや雑貨店が並ぶ、ハノイの"表参道"的ストリート。
直線と曲線が繊細な形を描く鉄装飾の扉をぎいっと引いて、ほんのり明かりが灯る店内へ足を踏み入れれば、見たこともないような洗練されたエスニック雑貨が並ぶ。
これまで見てきたどの店とも違う、オリジナルのエスニック雑貨。
その分値段も高額だけれど、こういう店ではあまり値切り交渉はしない。
スタイリッシュなデザインと、手間を惜しまず作られた手縫いの雑貨だからこそ、買い手も少し襟を正してしまうのかもしれない。


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ランチは、友人に連れられ、ハンマン通りのブンチャー専門店"Dac Kim"へ。
ブンチャー(bun cha)は、いわゆる"焼豚米麺"―素麺くらいの細さの米麺と焼き豚を、酸っぱいスープに付けて食べる―で、ハノイ名物でもあるんだそう。
以前、LaLaTVで放送された『旅に恋して ~長谷川理恵のベトナム縦断美味旅~』で、最も美味しかったベトナム料理の座に輝いていた、この"ブンチャー"。
それまでブンチャーを知らなかった私は、多くの高級料理も食した長谷川理恵さんが、この素朴な米麺を選んだことにとても驚いてしまって、「ぜひ食べたい!」とハノイの友人にリクエストしていたのだ。


ハノイでも人気のブンチャー専門店"Dac Kim"は、この日も大繁盛。
狭い階段を昇って、いかにもローカル店的アバウトさで、注文を取られる。
あっという間に、テーブルに並んだ、米麺、スープ、焼き豚、揚げ春巻き、香草。
手元のスープに、米麺を浸し、カリッと焦げ目がついた焼豚をのっけて、一口ぱくり。
「…おいしい!!」
期待していたブンチャーは、少しも期待を裏切らない美味しさと、意外性に満ちていた。
塩味焼豚のカリっと感がたまらなく香ばしい。
焼豚の脂っこさを、いい感じにヘルシーでまろやかにしてくれるスープの酸味。
細い米麺ブン(bun)の、歯ごたえのある食感。

2人ずつ向かいあってテーブルを囲む私達は、とびきりの笑顔で「おいしー!!」と声を上げる。
それから肩と頭を寄せ合って、二人ずつピースして写真撮影。
「楽しいね!ほんっと楽しい!」
「大学生に戻ったみたい!」
高級店じゃなく、ローカル店だから、より学生気分も高まる。

大学を卒業して5年。少しずつ変わりながら、それでもこうやって一緒にテーブルを囲む私達。
変わらない笑顔を浮かべて、皆でピースする。
変わらない気持ちをちゃんと持って、のびのび大人になっていく。
永遠の時間って、在るんだなあって思う。

午後は目的無くぐにゃぐにゃと通りをそぞろ歩き、思い思いの雑貨を買って、両手は大荷物。
お土産も買ったし、自分の雑貨も買ったし、お財布も空になって、脚もパンパン。
車が迎えに来るまで、ホアンキエム湖のほとりのカフェで一休み。

このカフェは、5年前に一度来たことがある。
当時は10人以上の大所帯でベトナムに来た。
それだけの人数がいれば夜の過ごし方も様々で、ある数人は部屋で休む"部屋組"、ある数人は夜のクラブへ赴く"クラブ組"。
そして、私はそのどちらでもない、いわゆる"散歩組"だった。
部屋でじっとしているのは嫌だったのだけれど、かといってクラブにも興味がなかったので、夜に地図を持って街歩きをする。
今思うと、ちょっと危ない行動だったなあと思うけれど、当時はそういう怖さを知らなかった。

夜、ホアンキエム湖の周りを散歩がてら一周した末に、辿りついたカフェ。
湖側に突き出したテラス席があり、そこから対岸の夜景が綺麗に臨めた。
日本を離れた異国の地で、たゆたう湖を眺めながら、ぼんやりアイスを食べて、まるでその瞬間が夢みたいに記憶に残っていた。
私以外に2、3人の友達と一緒だったと思う。
だけど、その子たちがどの友達だったのか、写真もなくて、良く思い出せない。

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「このカフェ、前も来たね」
友達の一人が笑いながら言った。あの辺の席に座ったんじゃない?と、指を指す。
びっくりした。そうか、あのとき一緒に夜の散歩をしたのは彼女だったんだ、と思い起こす。
夜風が気持ちよかったよね、とか、すごい歩いたよねー、とか、ひとしきり当時の話題で盛り上がる。
「このカフェのこと、ずっと覚えてたんだ。でも、誰と来たかなかなか思いだせなくって」
そういうの気になるんだよねー、ともう一人の彼女が笑う。
「また一緒に来られてよかった」
どちらからともなく、そう言った。
同じ場所。同じ記憶。同じアイス。同じ友達。
「また来ようね」
私が言うと、彼女も、うん、と笑った。
もう一人が、私も私も!と加わった。

夕焼けの薄紅色と、宵の群青色が混ざり合う、マジックアワー。
5年前の自分達と魔法みたいな再会を果たす。
夕方なのに、まだまだ涼まないハノイの熱気の中、溶けかけた甘ったるいアイスを頬張った。
いつかまた、この記憶に会いに来られるといいなあ…と思いながら。
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by norlie | 2010-03-20 19:30 | べトナム旅 | Comments(8)
 
InterContinental Hotel Hanoi Westlake@Vietnam
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首都ハノイでお世話になったホテルは、"InterContinental Hotel Hanoi Westlake"。
日本でもおなじみのインターコンチネンタル系列のホテルです。

ハノイの観光の中心地"旧市街"から北に、車で15~20分くらい。
多くの湖を擁するハノイでも一番大きな湖"タイ湖(西湖)"の湖畔にたたずむ、とてもラグジュアリーなリゾートホテル。

旧市街から離れているので、利便性が心配ではあったけれど、その実タクシーを使えばあまり気にならなかった。(旧市街のホテルのほうが、楽ではあるけれど)
その遠さの分、街の喧騒も遠く、光ゆらめく西湖はとても幻想的な雰囲気に包まれる。
特にライトアップされた夜景の美しさは格別。


ホテルの中も、ラウンジ、カフェ、レストラン、バー…どれをとってもラグジュアリーの一言。
湖の上に浮かぶホテルというだけあり、外の湿度はかなり高い。
むっとした空気だけど、それがなおアジアらしく、悪くないなと思った。
現実離れした雰囲気にのまれそうになりながら、ふらりと立ち寄ったカフェラウンジ。
ソファに沈みながら、カプチーノを頂く。
とりとめもない会話をしながら、けだるい夜の時間が過ぎていく。
女3人が自分の国を離れて、非日常を味わう幸せ。だから旅はやめられない。

朝は、昨夜の幻想的な景色がうそのように、さっぱりと明るい雰囲気。
ホテルの1階には、ベーカリーショップがあり、フランスにも負けないとても美味しいパンを頂ける。
朝食は、ベーカリー併設のカフェで、キッシュと紅茶。
ふんわりとしたキッシュ・ロレーヌは、日本やヨーロッパで食べる味にも負けない美味しさで、すっかり気に入ってしまった。

お部屋も清潔で新しくて、黒を基調としたシックな雰囲気。
バスルームの広さや、バスタブの大きさ、シャワールームの構成には、大満足。
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素晴らしい夜景。美味しいお料理。
都会的で、完璧なリゾートホテル生活。
だけど少しだけ思ったことは、「やっぱり私には、もう少しくだけたホテルのほうがあっているかも」ということ。
スタッフさんと気軽に話したり、ホテルの中を自由にうろうろしたり…。
ラグジュアリーもいいけれど、のびのび楽しく自由に過ごせるくらいのホテルが、私にはちょうどいいのかもしれません。
とはいえ、たまにはこんな素敵なホテルに泊まるのも楽しい、楽しい!

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InterContinental Hotel Hanoi Westlake
1A NGHI TAM, TAY HO
Hanoi, Vietnam
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by norlie | 2010-03-15 01:08 | べトナム旅 | Comments(0)
 
夕食に招かれて@Vietnam
ホーチミンを出発し、約2時間のフライトを終え、ハノイへ降り立つ。
到着ロビーには、ずっと会いたかった懐かしい友人の姿。
私達を迎えるための花束を手に、笑顔で手を振る彼女を見て、旅の疲れも忘れて、歓声をあげて駆け寄った。
ハノイ出身の留学生だった彼女は、私達の大切な同級生。

2004年に彼女の結婚式で、皆でベトナムまで祝いに来てから5年。
彼女はもう二児の母。私とは1歳違いなのに、もう立派に「お母さん」をしてる。
そんな彼女が紆余曲折を経てハノイへ戻ってから、約1年ぶりの再会。
到着ロビーで互いにギュッとハグして、ひとしきり盛り上がって、一旦ハノイのホテルへ。
空港からホテルまでは、夕刻のラッシュで大渋滞だったけれど、久しぶりに再会した女友達4人が盛り上がるにはあっという間で、まだまだおしゃべりは尽きず…(笑)

ホテルへ荷物を置き、一休みしてから、彼女の家へ。
ハノイ到着第1日目の夜は、彼女のおうちの夕食会。
旧市街から車で30分くらいのところにある彼女のおうちは、多分ベトナムでの"普通"よりも少し大きいおうち。

広間には、彼女と、旦那さん、そして二人のお子さんの姿。
旦那さんとは横浜で何度も食事をしているので、良く知っている。
一人目のお子さんは、横浜で生まれた時から、何度も遊んだので、特別感慨深い。
1年ぶりに会った彼女の成長っぷりにはなんだかぐっときてしまった。
すっかり女の子らしくなったその姿。
子供にとっての1年って、本当に大きいんだなあと思うことしきり。

今夏に生まれた二人目のお子さんとは初対面。ちっちゃくってハンサムです。
今はお母さんに抱かれてやっと座っているけれど、次に会うときにはきっと立って歩くくらいになっているのかなあ。
また、日本語教えに来るからね~。
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二人のお子さんとひとしきり広間で遊んでから、夕食のテーブルへ。
彼女の家族と、後から帰ってきた彼女のご両親、私達。そして、何と二人の家政婦さん。
合わせて10人でテーブルを囲んだ大夕食会に。(下の子は、ベッドでお休み中)

これまで食べてきたレストランのベトナム料理とは違う、ベトナムの家庭料理が所狭しと並ぶ。
チキンを丸焼きにして裂いたようなソテー料理、ベトナム風焼き豆腐の炒め物、香草の効いたスープに、エビ、揚げ春巻き、空芯菜の炒め物、etc...

豪華な料理に、サザエさん並みの賑やかな食卓で、心和む夕食会。
ホスピタリティ溢れる彼女のご家族のおかげで、本当に楽しいひとときでした。



改めて思うと、私にとってベトナムが特別なのは、多分彼女の国だからなんだと思う。
彼女に会うためなら、また毎年でもベトナムに来たい。
週末休暇でだって、ハノイなら十分に来れる距離。
横浜の友人に会うくらいの気軽さで、また会いに来ようって、心から思う。

ベトナムに来てよかった。彼女に会えてよかった。大学の仲間達とまた来られて良かった。
いろいろな"良かった"が混ざり合って、私の旅はより一層、カラフルで賑やかで思い出深い旅になった。

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余談ですが…。
彼女のおうちには、家政婦さん二人に、お抱え運転手さんが一人。
結婚式の豪華さでなんとなく察してはいたけれど、お嬢様だったんだねえと皆で驚く。
「日本にいたころは、私達庶民同様、粗雑に扱ってスミマセン」…と皆で苦笑したら、「そんなことない、私は皆と一緒よ」と彼女が笑った。
そんな彼女の朗らかさと親しみやすさが大好きです。
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by norlie | 2010-03-07 16:55 | べトナム旅 | Comments(6)
 
ホーチミンの一日@Vietnam
ホーチミンへ戻ってきた私達。
中心街の大体の構造は一日目に理解していたので、自由に街歩きを楽しむ。

木漏れ日が、歩道に優しい影を落とす平日の午前中。
ドンコイ通りは、夜の顔よりもずっと明るい雰囲気になる。
原付き二人乗りで通りを走り抜けていくカップル。
欧米風のカフェでは、ビジネスマン風の白人男性がのっしりと腰掛け、新聞を読んでいる。
初日の夜、ショッピングを楽しんだKaisilkでは、店員さんが店の前をお掃除中。
こうやって、街の日常を見るのって、長期滞在の楽しみです。
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ベトナムに来てから続けてきたヘルシーな食事が祟ったのか、友人の一人が「骨付き肉が食べたい」と騒ぎだす。
「それじゃあ、そろそろ不健康な食事でもしに行こうか~」と、向かった先はケンタッキー。
ベトナムのケンタッキーは、一番ノーマルなピースでもかなりスパイシーに味つけられていて、少しびっくりした。
辛いものはちょっと苦手です…。
窓際の席で、ひたすら無言でケンタッキーをむさぼる女三人。
通りに面していたので、外からウィンドウ越しにどんなふうに映っていたのか、少し不安になったり…。

そんな感じで骨付き肉を貪った私達が向かった先は、"サイゴン・セントラル・モスク"。
ホーチミン最大のイスラム教寺院です。
お肉を貪った手も、少しは清められたのかなあ。鶏肉だから、いいよね。
「写真を撮ってもいいですよ」と入口で許可を頂いたので、写真でぱちり。
ヒンズー教やイスラム教の寺院って、壁や床の模様が本当に可愛いと思う。

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ベトナムといえば安くて可愛いアジアン雑貨。
スタイリッシュでモダンなベトナム雑貨が並ぶ、トンタッティエップ通りとパスター通りで買い物三昧。
通りに佇むフレンチ風の建物には、"Fanny"というアイスクリーム屋さんが入っていて、皆で一休みする。
可愛らしい洋風家具が並ぶこのカフェは、若い女の子達に人気の場所のようで、十代、二十代の女の子がたくさん。
そんな雰囲気に誘われて、私達もカフェテーブルを囲んで、少し女の子らしい話題を楽しんでみたり。
日本に戻ったら私達はまた「社会人」に戻ってしまうから、こういう「ただの女の子」を楽しむのも旅の醍醐味です。

17時くらいから、夜の動物園を楽しんだ後、夕ご飯はパスター通りの"quan an ngon"で。
フレンチ・ヴィラを改装した瀟洒な建物の中で、気取らないベトナム庶民の食事を楽しめる人気のレストランです。
品のある建物とは裏腹に、中はかなり騒がしい。
子供からおばあちゃんまでの大家族、友人と騒ぐ若者や、私達のような観光客。
店員さんも大わらわの大忙し。
サイゴンビールを片手に、ベトナム料理に舌鼓をうったり。
隣に座ったフランス人のお姉さんと、デザートの素材について語り合ったり。(彼女は一人で来ていて、食後にベトナムコーヒーを飲みながら雑誌を読む姿がかっこよかった!)
人懐っこい女性スタッフさんとおしゃべりしたり。(ベトナム人の女性って、仕草や話し方がとっても愛らしい!)

賑やかな夜は更けていく。
流れるようなヘッドライトの洪水と、けたたましいクラクションと、蒸し暑さの中。
明日はハノイ。旅はやっと折り返し地点です。
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by norlie | 2010-02-14 16:49 | べトナム旅 | Comments(2)
 
Legend Hotel Saigon@Vietnam
※少し間が空いてしまいましたが、ベトナム旅行の話の続きです。

ファンティエットでの3日間を経て、再びホーチミンへ。
1日目と同じ"Legend Hotel"宿泊のため、なんだか「ただいまー!」という気分。

ホーチミンでお世話になった"Legend Hotel Saigon"は、観光の中心地ドンコイ通りから徒歩5分くらいの好立地にあるホテル。
日本人オーナーが経営していらっしゃるので、日本人に嬉しいサービスが多いのだそう。(NHKが観られるとか、ウォシュレット付きトイレとか…)
そのあたりは私は気にしないのだけれど、ホテルとして大切な部分―清潔な部屋、広いバスルームに大きなバスタブ、朗らかなスタッフさんの対応―は、とても気持ちのいいホテルだなあ…という第一印象を覚えるのには十分だった。
加えて、一日目の朝食が本当においしくて、またこのホテルに滞在できることを本当に楽しみにしていたくらい。

ホテルへ再チェックインすると、カードキーと一緒にお手紙を手渡された。
読んでみると、「お帰りなさいませ」の日本語の一言で始まり、再宿泊へのお礼、良いステイになることを願う言葉などがしたためられていて、なんだか本当に帰ってきてよかったなあと思うことしきり。
こういうサービスって、ささやかでも、すごく嬉しい。

"Legend Hotel Saigon"の朝食はかなり種類が豊富なビュッフェスタイル。
アメリカン、中華、日本食、そしてベトナム料理が所狭しと並ぶ。
おみそ汁や納豆も食べられて、オムレツやソーセージもおいしくて、焼き立てベーカリーもかなり種類が豊富。
そして、何より朝食のフォーが普通においしい。
海外旅行では、エコノミーホテルやモーテルなどに泊まることの多い私にとっては、かなり贅沢なラインナップだけれど、本当に幸せな朝でした。

ツインorダブル1部屋$150くらいからなので、とてもお得ながら、お値段以上のサービスをしてくれるホテル。
ホーチミンへいらっしゃる方にはぜひお勧めしたいです。

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LEGEND HOTEL SAIGON
2A-4A Ton Duc Thang Street District 1,
Ho Chi Minh City, Vietnam
http://www.legendsaigon.com/
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by norlie | 2010-02-14 16:09 | べトナム旅 | Comments(4)
 
海と風と砂の町ファンティエット@Vietnam
あけましておめでとうございます。
新しい年の始まりです。
思えば昨年は、色々な方々から、ブログを通してたくさん元気を分けていただきました。
今年も、この繋がりを大切にしていきたいと思うこと、しきり。
どうぞよろしくお願いいたします。

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※昨年の続き、ベトナム旅行記です。

ファンティエットは、ベトナム南部、ホーチミンから車で3~4時間のところに位置するリゾート地。
ベトナム屈指のリゾート地ニャチャンほど観光地化しておらず、日本人もほとんど見かけない。

海岸沿いに位置するビーチリゾートだけれど、この町にはビーチ以外の見どころもたくさん。
"のんびり"を楽しみに行ったファンティエットだったけれど、せっかくなので約半日のツアーに参加してきた。

ツアーといっても、ガイドさんと、運転手さんと、私達3人だけの、プライベートツアー。
おかげで会話も弾んで、すごく仲良くなれた。

まず最初に訪れたのは、フィッシャーマンズ・ヴィレッジ。
ファンティエットは、ベトナム料理には欠かせない"ニョクマム"(魚醤)の最大産地なので、港は驚くほどたくさんの船で溢れかえっている。
形のいい湾に、似たような形の小船がずらりと並ぶ、そのフィッシャーマンズ・ヴィレッジの姿は、本当に圧巻。
輝く太陽と、たくさんの小船と、漁師さん、海女さんたち。
働いているのに、すごくのんびりしているように思えるのは、きっとファンティエットに住む人の気質なのかもしれません。

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続いて、ファンティエットならではの観光地「砂丘」。
実は、ファンティエットには2つの大きな砂丘がある。
そういう楽しみ方もできるビーチリゾートというのは、なかなか珍しいなと思ったのも、この町に興味を持ったきっかけ。

町を離れ、ファンティエットの東の果て。
道なき道をジープでガタゴトと走り進むと、街の姿は消え、だんだんサバンナのような風景になる。

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そうして、やがて突然姿を現す、広大な白砂。
「白の砂丘」です。
面積は鳥取砂丘のおよそ2倍なんだそう。
ジープを降りた私達は、砂丘の入口に住む少年の案内で、どこまでも輝く白い砂の中へ。

照りつける太陽を遮るものがなにもなく、目の前に広がるのは砂の白さと、空の濃い青のコントラスト。
道案内の少年と、彼の小さな犬は、どんどん先へ進んでいく。
それに必死についていく、私達。
砂の上なんて歩き慣れていない私達は、一生懸命足を動かすも、砂の中に沈んでいくばかりでなかなか進みが悪い…。

広い砂丘は行けども行けども砂ばかり。
だいぶ奥まで歩いたと思ったけれど、それでもたどり着いた場所は、まだまだ砂丘の入口付近だと知る。
これが砂漠のど真ん中だったら?
道案内のこの男の子がいなかったら?
日が落ちて、真っ暗闇になってしまったら?(星空は言葉にならないくらい綺麗そう)
・・・想像するだけで、疲れたので、その場では考えるのをやめることにした。

頼るものは少年と犬だけ、という不思議なシチュエーションの中、白の砂丘を存分に満喫してきました。
砂すべりをしたり、白い砂の上で寝そべったり・・・(暑かったー!)

ファンティエットの「白の砂丘」。
まるでアジアに来たことを忘れるような、そんな不思議な場所。

*********************
そして、続いてもう一つの砂丘へ。
白の砂丘よりやや小さいものの、それでも十分な広さの場所。
「赤の砂丘」です。

「赤の砂丘」の砂は、「白の砂丘」の砂とは色が全く違っていて、その名の通り赤みを帯びた砂。
赤褐色の砂は実は火山灰だそうで、鉄分を多く含んでいるのだそう。

本当はこの「赤の砂丘」でも砂漠気分をぐいぐい味わいたかったのだけれど・・・。
奈何せん、先の「白の砂丘」で思わぬ体力を消耗した私達。
こちらでは大人しく、案内者なしで、砂丘のすぐ入口らへんをお散歩しただけでした。

「白の砂丘」と「赤の砂丘」。
同じ町に、こんなにも砂の色が全く違う砂丘があるなんて、不思議です。

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他にも、「妖精の小川」(Fairy Stream)と呼ばれる、渓流歩きをしたり。
海岸で、水平線を眺めながら、岩場探検をしたり。
窓のないジープに揺られながら、サバンナを駆け抜けたり。
蓮池(Lotas Lake)で、小舟に揺られながら、花の香りを楽しんだり。
ムイネーの可愛らしいレストランもたくさん見つけた。

ファンティエット。
ベトナム南部のビーチリゾート。
11~3月は海から絶えず風が吹き、町には大きな砂丘が2つ。
海に寄り添う、風に恵まれた、砂の町。
他の観光地では味わえない体験も多い、魅力的な場所です。

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by norlie | 2010-01-03 21:49 | べトナム旅 | Comments(6)
 
ヴィクトリア ファンティエット ビーチリゾート&スパ@Vietnam
正午、ホーチミンのホテルへ迎えに来てくれたバンで、ファンティエットへ。
ファンティエットは、ホーチミンから東の海岸沿いにあるビーチリゾート。
よく、ホーチミンのホテルからの1DAYツアーなんかが出ていたりもするけれど、今回の旅では2泊3日をかけて、じっくり満喫してこようということになった。

ホーチミンから車で4時間・・・のはずだったのだけれど、道中でトラブルが発生。
運転手のおじさんが突然タイヤ交換所へ車を寄せ、片言の英語で"Clean up."という。
「少し待っていろ」と言われ、車から降りてベンチに腰掛け、ホーチミンのカフェで買ったベーカリーを食べ始める私達。
10分、15分で終わるかなあと、車のほうを眺めていると、上半身裸の男性たちが車からタイヤを外し始めた。
そうして、タイヤがすべて持っていかれてから約1時間。
待ちぼうける私達。

「ねえ…、あれってホントに掃除なの? "Clean up"というより、"Tune up"してる気がするんだけど」
「・・・だよねえ。でも待つしかないからねえ」
「こんなこともあるんだねえ」
どこぞの田舎に投げ出された私たちは、携帯電話も通じないその場所で、とりあえず待つしかない。
午後一番の強い日差しが降り注ぐ時間。見上げれば青空。
道路の方を見ると、のんびり牛やら鶏やらが歩いていく。
今思うと、なんだか少し怖い状況のような気もするけれど、そののんびりとした田舎の雰囲気のせいか、思考を鈍らす暑さのせいか、私達の気質のせいか、何もしないだけの時間がゆっくりと過ぎていく。

そんな一騒動を経て、なんとかたどり着いたヴィクトリア ファンティエット ビーチリゾート&スパ。
楽しみにしていたデラックスシービューの大きなヴィラは、予想以上に豪華でびっくりした。
大きなキングサイズベッド。
キャンドル付きの、広くて綺麗なバスルーム。
ハンモック付きの庭と、リゾートチェアの並ぶテラス。
ゆっくり回るシーリングファン。
各々が自分の場所を持てるほどに、たくさんのスペースがある。

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レストランは、海に面したテラスで、フランス料理かベトナム料理かを選ぶことができる。
ファンティエットは風の強い町。
レストランに入り込む風はそうでもないけれど、遠くのほうで風の鳴る音がした。

スパやエステも毎日楽しんだ私達。
個室のエステでは、小柄で可愛いお姉さんが担当してくれた。
人懐こい笑顔が印象的。最初と最後に少しだけおしゃべりしたのだけれど、よく笑う、素敵な女性だった。
楽しいお話と、上手なホットストーンエステに癒された私は、少し多めにチップを手渡す。
こういうチップの習慣って、シンプルにこちらの満足感を表せるから好き。

一度、夜にエステを受けたのだけれど、なんだか不思議な空間だった。
疲れて、夢と現実の間をさまよっていた私が、はっきりと覚えているのは、とても強い風の音。波の音。
海と風がすぐ傍まで来ているような感じがした。
個室には私とお姉さんだけ。
あの時のエステは、気持ちよさよりも、その音と感覚だけが身体に残ってる。

ホテルのプライベートビーチは、いい感じに人がいなくて、とても気持ちよかった。
裸足で歩いても、少しも痛くなくて、砂がとっても気持ちいい。

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ヴィクトリア ファンティエット・ビーチリゾート&スパ。
スタッフさんも英語が上手で、気さくな人ばかり。
ホーチミンと違って日本人は一人も見かけることなく、"外国"を味わえる。
ホテルですれ違う欧米人のご夫婦はいい距離感で話しかけてくれる人が多かったり。
お部屋も広くて豪華。
風の音と波の音が印象的な、とても素敵なリゾートでした。

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Victoria Phan Thiet Beach Resort & Spa
Phan Thiet, Vietnam
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by norlie | 2009-12-06 21:17 | べトナム旅 | Comments(10)
 
Viet Nam House@Vietnam
ドンコイ通りの途中、交差点の角にあるレストラン"Viet Nam House"。
ベトナム第一日目の夕食を頂いた場所。

いつも思うけれど、ベトナム料理は日本人の舌によくあう味付けだと思う。
海外を旅行すると、決まって数日もしないうちに、日本の味が恋しくなる私でも、ベトナム旅行中はそういうことがあまりない。

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米の麺や、米の餅、アジア米を中心に、鶏肉、豚肉、牛肉、海鮮といったオーソドックスな味付け。
野菜や果物をふんだんに使ったヘルシーなごはん。
割とあっさりした味付けに、日本で言うなら醤油的な位置づけのニョクマム。
香草だけは、もしかすると少し苦手意識を持つ人もいるかもしれないけれど、幸い私は大好物だ。

この旅では、どの食事でもできるだけ"フォー"を食べる!と決めてきた私は、ここでもさっそくオーダー。
やっぱり最初は、定番中の定番"フォー・ガー"(鶏肉のフォー)です。
大学1年生の時、友達になった留学生のフォンから、初めて教えてもらったベトナム料理がこの"フォー"。
日本のベトナム料理店で食べるより、やっぱり本場ベトナムで食べるフォーは、味付けも、香草の量も、鶏肉の感じも違うなあって感じる。


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続いて、これもまたベトナム料理では定番の"ザオ・ムオン・サオ"(空芯菜の炒め物)。
香ばしいガーリックと、シンプルな味付けのこの炒め物には、5年前にハノイを訪れた時も病みつきになった。
今回もまた、友人達とつっついているうちに、あっという間にお皿は空に・・・。
日本ではなかなか食べる機会の少ない空芯菜。
アジアに来たら、やっぱり欠かせない。



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今回、初挑戦のお料理は、フエの米餅。
魚肉ソーセージらしきものと一緒に頂く。
バイン・ベオに似ているけれど、少し違うみたい。

このViet Nam Houseは、ドンコイ通りにあるだけあって、観光客向けの高級店なのだけれど、おなかいっぱい頂いても、たったの$15~20くらい。
このリーズナブルさも、アジアの国の魅力です。


キャンドルの灯にゆらめくテーブルに並ぶ、異国のお料理。
フランス風の窓枠に切り取られた外の景色に、バイクのフロントライトが川のように流れていく。
高い天井に音もなく回るシーリングファン。
アオザイを着たお姉さんが、古い木製のピアノで奏でる曲は、ジャズではなく歌謡曲みたい。

日本から遠く離れたどこかに来てしまったような非日常的なムードの中。
旅はまだ始まったばかり。
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by norlie | 2009-11-18 22:23 | べトナム旅 | Comments(8)
 
ホーチミンの夜@Vietnam
少し休暇を頂いて、8日間のベトナム旅行へ行ってきました!
いつもの日記をお休みして、ホーチミン、ハノイ、ファンティエットを訪れたもりだくさんの旅について、書いていこうと思います。

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成田から約6時間半のフライトでたどり着く、ベトナム第2の都市ホーチミンシティ。
首都ハノイに次ぐ都市とされているけれど、都市としての大きさや、人々の活気、旅行者の人気においても、ハノイと同等、あるいはそれ以上ともいえる大きな町。

ハノイは何度か訪れているのだけれど、ホーチミンに来たのはこれが初めてのこと。
飛行機から降りた途端にむわっと広がる南国の気温と湿気に、アジアに来たんだと実感した。

観光の中心は、グエンフエ通りの両側の一帯。
特に、グエンフエ通りの北東のドンコイ通りは外国人観光客で賑わうショッピング通り。
また、トンタッティエップ通りやパスター通りは、センスのいい雑貨屋さんが並んでいて、歩くだけで楽しい。



気温は31℃、湿度は70~80%。
晴れていても、青空というより、排気ガスのスモッグで濁ったブルーグレイの空。
これでも、春夏に比べるとずっと過ごしやすいというのだから、驚いてしまう。
16時頃、中心街のほど近くにあるレジェンドホテルにチェックインし、それからさっそく街歩きへ。
有数のショッピング街"ドンコイ通り"で、何軒かの雑貨店を見ているうちに、あっという間に夜の帳が下りてきた。

ベトナムの夜は、とにかく長くてパワフル。
子供から大人まで、平日、祝日、ところかまわず人で溢れかえっている。
道路は車とバイクで溢れかえっていて、歩道には食事をする若者達や、遊んだりする親子達が所狭しと密集していたりして。
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元フランス植民地であるベトナムには、多くのフランス文化が流れ込んでいる。
この市民劇場もその一つ。
かつてオペラハウスとして使われていたこの建物は、ドンコイ通りを抜けたすぐの場所にある。
ライトアップの絶妙な加減、繊細なフランス風建築の風情は、元フランス植民地ならでは。
行き交うバイクのライトの向こうに、ぼうっと輝くその姿は、なんだかアジアではないみたい。

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高級ホテルが立ち並ぶ、グエンフエ通りの突き当たりに、ホーチミン最大のルネッサンス様式建築"人民委員会庁舎"がある。
政府の機関にしておくのがもったいないほど、豪奢で美しい建物。
昼間に見るよりも、夕闇に光り輝くその姿のほうが、ずっと迫力がある。

庁舎の前は広場になっていて、町の名前の由来でもあるホーチミンさんの銅像が、行き交う人々を見守っている。

以前は、"サイゴン"という名の町だったこのホーチミンシティ。
今でもその旧名はあちらこちらで見ることができるし、普通に通じる。
東京でいうところの「江戸」って感じなのかな。


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ドンコイ通りで夕食を頂いた後は、老舗ホテル"REX Hotel"の屋上にあるガーデンレストラン&バーへ。
国際価格のレストランだけあって、店内は欧米人だらけで、まるでヨーロッパや中米にきたような雰囲気。
優しい提灯の明かりに照らされて、街の喧騒は遠くなるも、歌付きの生演奏で盛り上がりは最高潮。
トロピカルカクテル、白ワイン、サイゴンビール、etc.を片手に、旅の始まりに乾杯!
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by norlie | 2009-11-15 21:02 | べトナム旅 | Comments(6)