カテゴリ:ぷらっと沖縄( 11 )
 
旅の思い出、断片集@沖縄本島
沖縄の旅日記もこれでラスト。
どの日記にも入らなかった、小さな思い出の断片をまとめてみた。

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1. 残波岬
読谷村にある沖縄西部の岬。
断崖絶壁が2キロに渡って続く景観は圧巻だった。
アイルランドのモハーの断崖が頭をよぎる。いつか行ってみたい場所のひとつ。
行った事はないけれど、これよりさらに大きなスケールなんだろうか。

ここで、4人目の友人と合流。
彼女がいると、皆の雰囲気がアクティブになる。
靴底が削れるのも意に介さず、皆子供のように岩場に出て大はしゃぎ。

この後、結婚式場で新たに2人の友人が合流。
一人また一人と友達が合流するに連れて、個性豊かな友人達のバランスがとれていく。
これが私達の絆の形なのかと思ったら、なんかいいなと思った。
皆にキャラクターがあって、個性が豊かで、皆そろってバランスが取れる。補い合える。
仲間はやっぱりそうでなくちゃ。




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2. アーサ

日本全国津々浦々、わたくし海藻が大好きです。
沖縄は、この海藻のバラエティーが非常に豊富な土地なので、毎日食べるのがとても楽しい。
沖縄の海藻といえば、海ぶどう、もずく、そしてアーサ。アオサと同じといえど、沖縄で食べればアーサ。

前回の日記にも少し書いたのだけれど、ホテルの前の浜辺を歩いていたら、アーサがたくさん打ち寄せていた。
太平洋の海で育った私にとっては、浜辺に打ち寄せるものといえば昆布なので、なんだか沖縄らしくて嬉しかった。

あっさりしていて香り豊かなアーサは、シンプルにお吸い物が好きです。





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3. 牛乳瓶のふた

友人の一人が嬉しそうに「ねえねえ、これ、懐かしくない?」と見せてきたコーヒー牛乳のビン。
確かに、楽しかった少女時代の給食が思い出される懐かしさ。

「懐かしくなってつい買っちゃって。写真に撮りたいんだけどうまく撮れないの」
困っていた彼女のカメラで、試行錯誤しながらなんとかアップの写真を撮る。
その後、自分の一眼レフでぱちり。

この牛乳瓶のふたが、爪が短いとなかなかあかなかったものです。
そして、牛乳瓶のふたで擬似的な銭を作って、子供バザーのお金の代わりにしたり。
給食で、月1回の楽しみだったミルメークが飲みたくなりました。




調べてみたら今でもあった!ミルメーク!
今度買ってみよう!

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ミルメーク 学校給食 大島食品工業
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by norlie | 2012-05-02 21:45 | ぷらっと沖縄 | Comments(0)
 
朝時間@沖縄本島
早朝の海を見たいと思っていた。
だからその朝は、携帯のアラームを小さな音量で6時にセットしていた。

2泊目、泊まったのは読谷村のモリマーリゾート。
台所が部屋の中についた2LDKのコンドミニアムだ。
3人だったので、誰か1人が一人部屋になる必要があったのだけれど、「一人で寝るのが怖い」と頼み込んで、二人部屋のほうで寝かせてもらった。

隣で眠っている友人を起こさないように気をつけながら、リビングへ出て、わくわくしながらカーテンを開けた。
すると、予想に反して、まだ夜の真っ暗な海が広がっていた。
バルコニーの10、20メートル先に海がある。だけどまだ暗すぎて、波の音でしかそれがわからないくらい、闇の世界だった。

    あれ?おかしいな。
    普段横浜なら、ちょうど朝日が見られるくらいの時間なのに。

首をかしげながら、ベッドへ戻って考えた。
そうか、ここは沖縄だから、横浜よりずっと西。
いつもの日本時間から考えると、日が昇るのも沈むのも、少し遅いのか。
ほとんど台湾に近い位置なので、1時間くらいの時差があるかもしれないと推測して、あと1時間眠ることにした。

そして、7時。
再びベッドから這い出す。
今度こそと思って、リビングへ出ると、先ほど開けたカーテンの外が明るくなっていた。
レースのカーテンの向こうに、海が見えた。すごく近い。

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わくわくしながらバルコニーへ出た。
読谷村は本島西側の沿岸部にあるので、朝日が昇る方角ではない。
でも、朝日に白んだ沖縄の海は、爽やかで気持ちいい。

こんなに海が目の前にある場所で宿泊したのは初めてかもしれない。
眼下に打ち寄せる波を見ながら、ぼんやりした。
気持ちいいなあと思いながら砂浜を眺めていたら、ホテルのスタッフさんが犬の散歩をしていて、浜辺を元気に犬が駆けていった。
目が合うと、スタッフさんが「おはようございます」と挨拶してくれたので、私も笑顔で挨拶を返す。

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しばらくして、友人達が起きてきたので、ちょっと外に行って来ようと出かける。
浜辺を歩いていたら、砂浜には、レタスのような薄い色合いの海藻がたくさん打ち寄せていて、「おお、沖縄の海には昆布じゃなくアーサなのか」と、小さく感嘆した。

暖かくて気持ちいい朝だったので、七分丈のズボンをさらに捲くって少し海に入ってみた。
ひんやりした海水が足の周りに満ちていって、波が引くと、さーっと足元の砂を奪っていく。ちょっと楽しい。

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朝食から帰ってくると、かなり引き潮の時間になっていて、緑の海藻が絡みつく岩場が出てきた。
空の色が濃くなって、エメラルドの内海が輝きだす。
"太陽は世界に色をつける"っていうけれど、本当だなあと思った。

朝のビーチは楽しい。夜のビーチから眺める星空も好きだけれど、朝の始まりの空気は格別。
横浜に戻ったら、いい朝時間を心がけようかな、と自分の中で心が決まった。
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by norlie | 2012-04-27 22:43 | ぷらっと沖縄 | Comments(4)
 
戦地からの手紙@沖縄本島
沖縄に滞在した2日目、戦争にまつわる場所を2箇所訪れた。
旧海軍司令部壕と、ひめゆりの塔だ。

この日初めて自覚したのだけれど、これまでずっと戦争にまつわる場所へ行ったことがなかった。
私の育った北国にももちろん戦火はあったはずだが、そういう資料館や跡地はほとんどない。
修学旅行も奈良と京都だったので、広島や長崎といった場所を訪れることなく、生きてきた。

友達がそこへ行きたいと言ったとき、正直なところ、私はあまり行きたいと思わなかった。
そういう場所よりも、青い海や緑いっぱいの山、世界遺産の遺跡や美味しいカフェなんかのほうが、私はずっといい。
だけど、皆が皆の行きたい場所をちゃんと尊重しながら場所を決めていたから、この気持ちには蓋をして皆とそこへ向かった。

旧海軍司令部壕では、案内の方から「まずは資料館の展示をご覧ください」と促され、展示物を見て回る。
普段こういう展示物にはあまり足を止めない。
ぼろぼろの軍隊服や壊れた手榴弾、泥まみれの銃や割れて汚れた食器。
当時を想像して思い描けば、心が入り込みすぎて、しばらく戻ってこられなくなる。それが嫌だったから、そういうものは表面だけをなぞるように、あまり深入りしないようにさらっと見るだけにしてきた。
戦争が二度と起こってはいけないことは知ってる。そういう時代の上に、私たちの時代があることも。
それだけで自分にとっては十分で、これ以上知ろうとすること、見ようとすることを、ずっと避けてきた。

そんな展示物の中で、目を捉えたものがあった。手紙だ。
文字には力がある。手書きで書かれたものには、より直接的で即時的な力が。
文章や筆跡には、何十年、何百年なんてあっという間に飛び越えてしまう、臨場感がある。

その手紙は、ある一人の兵士が故郷の妻へ宛てた手紙だった。
癖はあるが綺麗な字で、この時代の人特有の「~してゐる」「~である」「と思ふ」といった、今の私達には堅い言い回しが使われていた。
文章に心が宿っていた。故郷の妻や生まれてくる子供への愛情や、隣り合わせの死への恐怖。
展示物の説明とは全く異なる、その人の感じている思いや抱いている感情がダイレクトに文字に宿っていた。
つい数日前に誰かが書いた文章を読んでいるんじゃないかとさえ、思った。
静かな筆跡の中に、語調を抑えた冷静な文章の中に、時折、切羽詰った焦りや、家族に対する切実な愛情が見え隠れした。
黙って、その文章を読み続けた。たぶん友達も、そうしていた感じだった。

壕の中は、鉱山の坑道に少し似ていた。
今見ると、それはただ静かで、少し暗くて、人が掘っただけの細く狭い坑道のようだった。
ここで、どんな惨い生死のやり取りが行われてきたか、どれだけの激情や非情があったのか、思い描きつつ、思い描きすぎないようにしながら、進んだ。

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ひめゆりの塔を訪れたときも、「感情が入り込みすぎないように」というのをずっと気をつけていた。
ベトナムからの友人は資料を読んで、何度も「かわいそう」と言っていた。
"かわいそう"
ここで感じる思いはその客観性に留めておくべきだ。どんな気持ちだったのか、どんな恐怖だったのか、どんな絶望だったのか、そこにまで思いを馳せるべきじゃないと思った。

平和祈念資料館も、そうやって冷静に、淡々と展示を見ていった。
だけど、展示の中のある一文が、心にずしんときた。

沖縄は、天皇と本土防衛のための捨て駒にされたのです。

展示物としての冷静な一文だったが、その根底にある、静かな怒りや悲しみが伝わってくる文章だった。
沖縄が戦場となったことは知っていたけれど、そこへ至るまでの経緯やその結果を私は知らなかった。全て読んで、全てがショックだった。
いくら感情の扉を閉ざそうとしても、展示の文章が否応なく目に入ってくる。

看護活動では、麻酔のない治療が当たり前でした。
兵士達の中には、お前達に戦場の何がわかるのかと、女学生へ八つ当たりする人もいました

敗色濃厚となった戦争末期、本土からの助けもなく、突然の解散命令で戦場へ放り出されたひめゆり学生達。

あたりは全て米軍に包囲されていました。
「ここからは命令に従う必要はない。あなたたちの判断で行動しなさい」
泣き崩れる人、動けなくなる人、狂って戦場へ飛び出す人、様々でした。

私に彼らの気持ちがわかるはずはない。
だけど、展示の内容が問いかけてくる。
彼らがどんな気持ちだったか、彼らに何ができたのか、どうしてこんなことが起きたのか?

平和祈念資料館の中を歩いていると、第三外科壕を底から見上げた形で再現された場所に出た。
自然にできたような真っ暗な大穴に、僅かに開いた天井から外の光が差し込んでいた。
この優しい光は、凄惨な戦場で生きた人の目にも映ったのだろうか。
希望か、あるいは、この地獄がやっと終わるのだという死の安らぎか。

そう思ったとき、急に堰を切ったように、涙が溢れた。
ずっと我慢して、目を背けようと努力してきた感情がこぼれてきた。
怖い、つらい、もう嫌だ、逃げたい、悲しい、痛い、死にたくない、こんなふうに生きたくない。

「ごめん、私、もう無理」と友達に言って、外に出て、花壇の前で涙が止まるのをじっと待った。

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旧海軍司令部の真っ暗で重々しい壕から出ると、天気のいい明るい沖縄の空が広がっていた。
丘陵から遠くに見渡す海は、青くて穏やかで優しい。
今はもう、暗く凄惨な戦争の時代ではない。
この晴れやかな空が似合う、楽しく、笑顔でいられる時代。

だからこの体験を忘れない。
今日感じたことも、涙も、覚えておこう。

今、ここへ行きたいといってくれた友達には、少し感謝している。
そうでなかったら、私はきっと一生こういう場所を訪れることはなかっただろうから。
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by norlie | 2012-04-25 22:10 | ぷらっと沖縄 | Comments(0)
 
美味しい風景@沖縄本島
かつては小さな島国だった沖縄。
同じ日本ながら、本州とは異なる独自の文化や風土が根付いている。
それなのに、訪れる度に不思議だなあと思うのは、この土地の食べ物がびっくりするほど口に合うこと。
定番の沖縄そば、海ぶどう、アーサ、ラフテー、チャンプルー・・・おいしい食べ物を挙げるときりがない。

沖縄で出会った美味しい風景、元気が出る食べ物たちを振り返ってみた。



1. もずく丼
読谷村にある都屋漁港。
地元の海で水揚げされたばかりの新鮮な魚をいただける「いゆの店」にて、お昼ご飯を楽しんだ。
たっぷりの海ぶどうとお刺身と一緒に頂いたのは、もずく丼。
これがまた、感動の美味しさだった!

もずくと言えば、もずく酢やスープくらいしか思いつかなかったので、あのもずくがどんな感じでご飯に乗せられてくるのか、少し恐る恐る注文。
ところがやってきたのは、もずくと豚ひき肉が絡み合う美味しそうなあんかけご飯!
色合いもとても綺麗で、葱の緑と、紅生姜の赤、もずくの黒が元気をくれる。

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お醤油ベースの優しい味付けに、とろりとしたもずくとご飯が本当に美味しくて、一口で大好きになった。
もずくってこういう料理の仕方もあるんだなあ。今度家でも作ってみようかなと、好奇心がむくむくっと疼く。

一緒に出てきたお刺身は酢味噌和え。沖縄の蒸し暑い空気に爽やかさをくれる。
赤身魚のお刺身を酢味噌でいただくのは、私にとっては珍しい事だったのだけれど、暑い夏は案外こういうさっぱりした食べ方が合うのかもしれない。

初めての美味しさに出会うと、どうしてこんなにわくわくするのだろう。
都屋漁港。行ってみて本当に良かった。
お客さんの半数以上は地元の方々で、ちょっと近所までご飯を食べにきたというラフさが心地いい。
地元の暮らしに根付いた漁港のランチ。また是非、食べに行きたい。



2. カフェくるくま
沖縄本島南部には、綺麗なエメラルドの海を臨む、のんびりしたカフェやレストランが多い。
その中でも、このカフェくるくまから眺める景色の美しさは群を抜く。

沖縄の言葉で理想郷を意味する"ニライカナイ"。
その名前を冠されたニライ橋、カナイ橋を渡るところから、絶景はもう始まっている。
景色の美しさに感動しながら車を走らせると、目的のお店が見えてきた。

ランチをと思って訪れたのだけれど、人気店だけあって既に満席。
1時間待ちということで、残念ながら食事をするのは諦めることに。けれど、お店のテラス側へまわってみると、そこには思わず歓声が上がるほどの素晴らしい景色が広がっていた。

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眼下に、美しい珊瑚の海を見渡す絶好のロケーション。
ここへ登る橋を、"ニライカナイ"と名付けた沖縄の人の気持ちがわかる気がした。
こんな場所で、暖かな海風に吹かれながら頂く食事はきっと最高だと思う。
残念ながら、今回は食事をすることはできなかったけれど、食事なしでも行って良かった!
青い空と碧い海、それだけで胸がいっぱいに満たされる場所。
次はお腹も満たしてみたいものです。

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カフェくるくま
http://www.nakazen.co.jp/cafe/
沖縄県南城市知念字知念1190
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3. 沖縄まんまるカフェ
カフェくるくまでランチにありつけなかった一行は、そのまま車を走らせて安座真方面へ。
絶景に心は満たされたものの、お腹はぐうぐう鳴っている。
「次にカフェとかレストランの看板が出てきたら入ろうね!」と、皆で声を掛け合って、お店を探す。
そうして、次に現れた看板には、"まんまるカフェ"と書いてあった!

道路を脇道に逸れ、細い坂を登るとすぐに、小さなロッジのような雰囲気の良いカフェが見えてきた。
中へ入ると、靴を抜いで、カウンターで注文を取って、2階の屋根裏部屋のような場所へ。
すると、ここでもまた驚くほど素晴らしい海景色が広がっていた。

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今日は随分、素晴らしい眺めのお店に出会うねえと喜び合う事しばし。
眼下に広がる安座真ビーチは、まさに沖縄らしい珊瑚の海。遠くに久高島も見える。
ため息が出るほど素晴らしい海景色。時間がゆったりと流れていく。

運ばれてきたお料理は、焼きたてパンにカレー、卵のサラダとオニオンスープ、ごはん。
パンとごはんの両方が出る組み合わせが珍しいけれど、私にはこちらのほうがずっと嬉しい。
ご飯が好きだけれど、焼きたてパンもまた大好きだから。
キーマカレーと卵は、パンに挟んでも、ご飯にのっけても、とっても美味しくて、ぐうぐう鳴っていたお腹もすっかり満たされていく。胡椒の効いたオニオンスープがぴりっと辛くて、元気が出る。

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偶然見つけた"沖縄まんまるカフェ"。
眺めは最高で、ご飯はとってもヘルシーで美味しい。
でもなんと言っても、流れる時間の穏やかさ、気ままさ、のんびり加減。
お客さんの顔ぶれも様々で、誰かと一緒に来ている人、一人で本を読んでいる人、皆心地良さそうに姿勢を崩している。
おしゃべりも読書も、まるで自分の家でくつろぐように楽しめるカフェ。
もれなく青い海景色が窓辺に広がります。

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沖縄まんまるカフェ
http://manmaruplus.ti-da.net/
南城市知念安座真1106-1
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4. メキシカン
本島南部でひとしきり遊んだ後、夜になってから読谷村へ向かった。
その途中で夕食をとったのが、"OBLEE"というメキシコ料理のお店。
テイクアウト中心の小さなダイナーと言った感じで、アメリカを思い出す。
このOBLEEは、北谷町の有名なメキシコ料理店"オブリガード"の系列店なんだとか。

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友達はタコスプレートをオーダー。
写真にはないけれど、もう一人の友達はカルニタスプレートを頼んでいた。
どれもスパイスがぴりっと効いていて美味しい。
私は、野菜が食べたかったのでブロッコリーピッツァを頼んだ。生地がトルティーヤを焼いたものになっていて、薄くてカリッとしてとても食べやすい。あっという間に一切れ、二切れ、三切れと進んでしまった。

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景色も、食べ物も、美味しい沖縄。
何度でも食べたくなる沖縄そばや海ぶどうは言うまでもなく、まだまだ美味しい食べ物がありました!
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by norlie | 2012-04-07 21:55 | ぷらっと沖縄 | Comments(13)
 
南国散歩、紺碧の海へ@沖縄本島
大学からの親しい友人の結婚式で、先日、沖縄へ行ってきました。

3月の沖縄。暖かいだろうとは思っていたけれど、空港へ降り立ったときの蒸しっとした温い空気にはびっくり。
これはもう、春というより夏の蒸し暑さ。
出発の日、関東では冷たい雨が降り注ぐ冬のお天気だったので、あまりの違いに感心してしまった。

"傘"マークだった天気予報は一転、"晴れ”マークへ。
気持ちいい青空の下、久しぶりに再会する友人達と過ごす4日間。

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お昼過ぎに那覇へ着き、お腹ぺこぺこのまま友人と合流して、迷う事なく沖縄そばへ。
国際通りの裏に入ったところにある小さな定食屋さんで、沖縄そばをもぐもぐ食べてきた。
鰹のお出汁と豚肉の脂が効いた沖縄そば。何杯でも食べてしまいそうな美味しさ。
これまた紅生姜がとっても合うのです!
あまりのお腹空きっぷりに、写真を撮るのも忘れて、必死にお箸を動かすことしきり。

初日は、結婚を控えた友人と再会し、ひとしきりおしゃべりを楽しんだ後、友人の希望で那覇の首里城へ向かう。
首里城は、数年前の久米島旅行の際に立ち寄っていたので、まだ鮮明に覚えていた。

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紺碧の空の下、赤色が良く映える。
この首里城には、"鎖之間"という畳張りの御座敷があるのだけれど、ここでは琉球のお茶菓子を頂く事ができる。
前回それがとても美味しかったので、今回も楽しみにしてきたのだけれど、閉館時間ぎりぎりに滑り込んだので茶席はもう終わってしまっていた。少し残念。

首里城といえば一番有名な景色、御庭(うなー)。
紅白の敷き瓦が映える正殿前の広い庭のことです。
ミュージアムショップには、この御庭(うなー)に諸官が列座している復元模型があり、前回訪れたときもそれが気に入ってじーっと見たことを覚えている。

今回も変わらぬその姿を楽しんだのだけれど、友人のおかげで新しい発見があった。
「ねえ、あの人、なんか寝てない?」

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わかりますでしょうか?
手前の左から3番目の青服青帽子の官吏さん。他の人達より、頭が下を向いているのです。
確かに、あの人はこっくりうたた寝をしているように見える。
そしてもっと言うと、その斜め左前の赤帽子のおじさまも、同じような体勢で俯いているように見えます。

うーん、これはやはり、寝ている気がする。

そうだよね。
いい陽気で、寝るにはぴったりの日差し。
「ずらり並んだ諸官の後ろで、ちょっと目を閉じて下を向くくらい気づかれないよね」
あるいは、眠っちゃだめだと頑張っているのかもしれません。
「眠っちゃ駄目だ、瞼を開けなきゃ。ああ、でも瞼が落ちてくるぅ〜」
そんな心の声が聞こえてきそうな御姿であります。

自分も、学生時代、体育館の後ろで、あるいは教室の片隅で何度となく実行した動作なので、とても共感してしまった。
一生懸命、瞼を開けなきゃ、開けなきゃ・・・と思いながら、気づくと白目を剥いた形相。よくわかります。

この模型の官吏さんが本当に居眠り中だったのか、単に他の人より下を向いていただけなのかはわからない。
そう意図して作られたのか、別の意図があるのかも。
だけど、「いやいや、これは居眠りでしょー」と思ってしまう角度です。



門を出ると18時半過ぎ。
空は薄紫色の夕暮れだった。
東京よりずっと西にある沖縄の夕暮れは、かなり遅い。

「なんだろう、この感じ。すごく懐かしい夕暮れだね」
友達が言う。

「わかる! なんか、子供の頃、放課後、たくさん遊んだ後の夕暮れみたい!」
「そうそう、小学校とかの。夏が来る少し前の夕暮れの感じ。友達と外で遊んで、もうすぐ日が沈むけど、まだ明るくて、もっと遊びたーいって思う感じ」
「そうそれ! すっごく懐かしい!」

暑いというには風が優しく、涼しいというには蒸しっとした、夏の入り口の空気。
黄昏時の薄紫色の空と、柔らかな薄紅色の町並みが溶け合う。
明日を心配する事もなく、今日という日を精一杯遊び過ごした子供時代の夕暮れを思い出し、幸福な時間に皆まどろんだ。

もうすっかり大人の年齢なのに、ふいにこんなふうに旅先で子供の頃に戻る。
そんなつもりもないのに、それは、季節や天気や時間の偶然が重なって、ふいに、唐突に降ってくる。

旅はいいなあ。
そんな言葉が、自然に零れた。
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by norlie | 2012-03-28 21:55 | ぷらっと沖縄 | Comments(5)
 
シンリ浜@久米島
久米島の旅日記の最後に、ぜひ書いておきたいと思った浜辺を一つ。
それは、「シンリ浜」。

私がお世話になったサイプレスリゾートホテルの目の前にあり、プールを通って、直接浜辺へ出ることができるくらい近い。
朝起きても、昼にベランダへ出ても、夜ふとカーテンを開けてみても、いつもそれは穏やかに目前に広がって、とても優しい雰囲気の浜だなあと思った。

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一日中、いつもホテルから見えるけれど、それは見る度に違う姿を見せてくれた。
潮の満ち引きで、姿をがらりと変えて、それでもいつものんびりとたゆたう内海。
朝は、青い空を映して、緩やかな水色が光る。
夕刻は、夕日の朱と、夜の濃紺が不思議に混じり合うマジックアワーの空を、一面に映し出す。

ちょうど、島で西側に位置する浜辺なので、夕焼けの美しさは抜群。
でも私は、朝最初に見える、爽やかなこの浜の姿も、大好きになった。

夜は、浜辺に出ると、星空がきれいに見える。
ホテルのプールサイドからもかなり星が見えたが、真っ暗な浜辺から見る星空はさらに圧巻だった。
「落ちてきそうな」星の数。

シンリ浜。
なぜその名前がついたのか、わからないままですが、いつか知りたいなあ。
はての浜のような白砂浜に透明な海、というわけではないけれど、旅行中、毎日私の心に寄り添ってくれた場所でした。
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by norlie | 2008-08-24 23:03 | ぷらっと沖縄 | Comments(4)
 
星の宝石箱
沖縄に行ったとき、夜、星空観賞をした。
真っ暗な砂浜に寝っ転がって、上を見上げる。
そこには「宝石箱のような」という形容が、全く大袈裟ではないくらいの星空が広がっていた。

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東京の夜空とはまるで違う。
星ってこんなにあったんだ!
天の川が、白く綺麗に夜空に流れているのが見える。すごーい!

昔、青森に住んでいた頃の夜空は、東京よりずっと星が綺麗に見えた。
夏にはよく、家の前の公園のブランコから、夏の大三角を見上げていたし、冬の帰り道にはオリオン座や北斗七星を見ながら、田んぼの中を歩いて帰った。
それでも、これほどたくさんの星は見えなかったと思う。


2時間くらい、ずっと星座観賞をしていたけれど、全然飽きないのがまた不思議で、まさに宇宙に夢中の私たち。
ちょうど、七夕の前夜だったので、天の川と、織姫&彦星を探す。
夏の大三角を形作っているから、織姫や彦星はすぐにわかる!・・・と思ったのに、星がたくさんありすぎて逆にわからない!

まずはわかる星座から・・・ということで、さそり座を探す。
水平線の上くらいに、上を向いた大きなさそりの姿。
心臓に輝くアンタレスが、綺麗に赤みがかっているのですぐにわかる。

そこから少し上に夏の大三角があるはずだから・・・とあたりをつけて、星座をつなげていく。
はくちょう座のデネブ、こと座のベガ・・・そして最後に、わし座のアルタイルも無事発見。
全ての星座が、綺麗に星座の形で見える体験。
本当に、体の奥からじーんとしてしまうくらい、感動した。

星なんて、しばらく見ようともしていなかったけれど。
子供のころは大好きだった。よくプラネタリウムに通っていたし、市の児童科学館の星空観賞会にも通っていた。天体望遠鏡で土星の環を見たときの、あの感動。

宇宙に恋い焦がれる気持ちを思い出させてくれた久米島の星空。
今度、実家に帰ったら、また、八戸の児童科学館に行ってみよう。
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by norlie | 2008-08-10 14:39 | ぷらっと沖縄 | Comments(4)
 
サイプレスリゾート@久米島
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今回の旅でお世話になったのは、リゾートホテル『サイプレスリゾート 久米島』。
たった2泊の宿泊ながら、このホテルに惚れこんでしまうには十分でした。

目の前にシンリ浜を臨むこのホテルは、屋外プールから、階段を少し降りるだけで浜に出られるのがまたとてもいい。
ふらりと朝のひと泳ぎに、ぷらっと夜の星空鑑賞に。
どこへ行くのも自由で、そこには煩わされないだけの空間と距離があって。喧噪もなく、鳥の声やら蝉の声やらが、いい感じに聞こえてくる。
宿泊客でごった返していないところも好きだ。洗練されたオアシスという雰囲気。


スタッフさんの絶妙な距離感も、私にはとても心地よかったなあ。
必要以上に世話を焼かれることなく、でも、浜辺へ出ようとすると、さっとドアを開けてくれる。
その適切な気遣い。
スタッフさんの数が少ないので、時々待たされてしまうこともあるのだけれど、それはそれで仕方がないかなと思えてくる。これだけの人数で頑張ってくれているんだからなあと。
それに、このゆるりとした時間の中で、急ぐなんてもったいない。

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なんといっても、よかったのは、お料理。
2日間とも、ディナーはホテル内でとってしまうほど、本当においしい食事でした。
洗練されたスタイリッシュなインテリアの中で、十分なスペースのテーブルと席で、アレンジされた沖縄料理に舌鼓を打つ。
東京のレストランと同じ感覚で料理を注文してしまい、次々と運ばれてくるお皿の上の料理の量にはびっくりした。
とはいえ、結局二人でぺろり。それくらい美味しかったー!

おいしい料理。スタイリッシュなインテリア。
広い個人スペースと、朝一番に目にできるシンリ浜の美しさ。
気遣い上手なスタッフさんと、訪れる人達の幸せそうな笑顔。
是非是非また行きたいなあ。大事な人たちを連れていきたいです。


◆サイプレスリゾート久米島--------------------------
〒901-3132 沖縄県島尻郡久米島町大原803-1
http://www.cypresshotels.co.jp/kumejima/
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by norlie | 2008-07-26 23:59 | ぷらっと沖縄 | Comments(4)
 
はての浜で泳ぐ@久米島
e0048530_040534.jpg子供の時、海の波が怖くてたまらなくて、それ以来なかなか海では泳いでいなかったのだけど。
どうして海を怖いと思ったのか忘れてしまうくらい、はての浜の海は穏やかで、とてもとても入らずにはいられない。

透き通る水。ゆらゆらと揺れて輝く水面。
波はほとんどなくて、まるで天然のプールみたいだ。



ざばざばとクロールで泳ぎ進むのも楽しいのだけれど、何せここは沖縄。
海の中に広がる魚たちの世界を楽しまず、ざっぱんざっぱん泳ぐのはもったいない!
平泳ぎに変えて、ゴーグルをつけ、海の中をのぞきながら泳ぐと、そこにはまたしても見たことのない世界が広がっていた。

黄色や青、ピンクや緑、色とりどりの魚がたくさん泳いでいて、そこは海の楽園のよう。
気持ちよさそうにすいーっと、あるいは、群れを成して皆同じ動きで泳いでいく。

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ほとんどのメンバがシュノーケリングに遠出してしまったので、はての浜にいるのは、私たちを含め10人弱。
まるでプライベートビーチのように、のんびり出来たのがラッキーだった。

時間を延長して、日がな一日、浜辺で泳いだり、散歩したり。
気持ちを綺麗にリセットしてくれた「はての浜」の海は、背中にくっきり日焼けも残してくれたのでした。(痛いよう・・・)
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by norlie | 2008-07-25 00:40 | ぷらっと沖縄 | Comments(4)
 
はての浜で想う@久米島
久米島の名所、"はての浜"。
てっきり島内のどこかにあるビーチだと思っていたら、どうもそうではないらしい。
久米島の東側の港から、舟で30分の沖合いにあるという。

"はての浜"は、その名の通り、海の果てにある、小さな砂洲。
久米島の沖合いに位置し、正確には、メーヌ浜、ナカノ浜、はての浜の3つで成るんだそう。

各ホテルから送迎バス&送迎船が出ており、私たちが訪れたその日は、マイクロバス1台分くらいの人数で浜に向かうことになった。
イーフビーチの傍の港から、小舟で約30分。
かんかん照りの太陽の下、じいっと体育座りで舟に乗って辿り着いた先。

そこは、真白い砂だけでできた、無人島だった。

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見渡す限りの碧い海。白い砂浜。
視界360度というのは、こういうことを言うんだろうなあと、ぼんやり思った。
こんな空の青も、海の碧も、私は知らない。
月並みな言葉だけれど、本当に綺麗。
「楽園」っていう言葉がぴったりだ。



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白い砂浜に降り立つ。砂洲には、本当に砂しかない。
人の作ったものは、白い浜の中央にぽつんと立つ、簡易トイレだけ。
白い砂をじいっとよく見ると、一つ一つが貝や珊瑚の欠片だ。
すごいなあ。呆れるくらい長い歳月を経て、この場所を作ったんだね。


少し真面目な話になってしまうけれど、この"はての浜"に降り立って、輝く白砂の上に座って、ふっと思ったこと。
「温暖化で、海面が上昇したら、ここはどうなってしまうんだろう?」
数センチ上昇しただけで沈んでしまうんじゃないか、そんな気がしてくるくらい、"はての浜"には砂しかない。そして、周囲は本当に海しかない。
この綺麗で透明な海が、いつか"はての浜"を飲み込んで、そこに立っている私たちをもざざざーっと流してしまうかもしれないんだなあ。
その裏には、巡り巡って、きっと私たち人間の一挙一動が関係している。
想像もできないサイクルだけど、向き合わなくちゃ。


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こんなに美しい海と、こんなに真白い砂浜を、なんとか守らなくちゃって思ってしまうくらい。
"はての浜"は、本当に、本当に美しい場所。

よーし、帰ったら、私も何かできることをしよう。
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by norlie | 2008-07-21 22:53 | ぷらっと沖縄 | Comments(6)