タグ:元町・山手 ( 5 ) タグの人気記事
 
横浜・西洋館のクリスマス(カナダ、ウクライナ、フランス)
e0048530_19220001.jpg
前回に続き、西洋館の『世界のクリスマス』。

ベーリック・ホールの今年のテーマは、カナダのクリスマス。
カナダのクリスマスってあまりイメージが無いのだけれど、全体的にウッディなインテリアだった。
コーディネーターの方がフローラルアーティストというだけあって、ところどころに花々や木々が効果的に飾られている。
無造作に飾られた感じが好感を持てた。

ここのダイニングには、焼き菓子がたくさん置いてあって、とても幸せな気持ちになった。
今年は、あまり料理を飾ってくれるコーディネートが少なく、やっぱりダイニングにはお料理がないと何か物足りない。
こちらのダイニングにはクグロフにシュトーレン、フルーツパウンドケーキがあって、とても美味しそう。

冬はやっぱり焼き菓子がいい。
熱い紅茶をふうふうしながら、カップを持つ両手がじんわり温まり、焼き菓子の美味しさが口一杯に広がる。
時間がゆっくり自分の中に溶けていく、幸せなひととき。

e0048530_19222593.jpg
外交官の家のクリスマスは、ウクライナをテーマにしていた。
煌びやかではないが、質素で温かみのある民族風のクリスマス。

民族衣装などでよく見られる様々な模様の布地がとてもきれいだった。織物もあれば、刺繍もある。
こうやってみると国は違えど、どこかこぎん刺しと似ているような気もして、こういう手芸の文化って興味深いなあと思った。

イースターのときのように装飾された卵がリビングに飾られていた。
これはウクライナ伝統の卵細工でビサンカというものらしい。

私はあまりウクライナのことを知らない。
だから今年の各館の中でも、最も”異国"を感じるクリスマスだった。
e0048530_19225287.jpg
ブラフ18番館のテーマはフランス。
イギリスやドイツに並んで、オーソドックスで親しみやすい雰囲気。

こちらのダイニングには、パンとチーズ、シャンパンも一緒に飾られていて、やはり食べ物があるほうが、食器だけのダイニングよりもずっと魅力を感じるなあと思った。
だって、やっぱり、イメージしやすい。
この食卓を囲んで過ごすディナーを思い描くことができる。
食べ物の効果は大きい。

カフェテーブルにはマカロンとマシュマロ、オーガニックティー。
この可愛い缶はどこのお茶だろうと思ったら、フランスのLOV Organicという有名なオーガニックティー専門店のものだった。
同じく缶が可愛くて有名なKusmi Teaブランドのセカンドラインとのこと。
Kusmi Teaはどちらかというとクラシックなデザインのイメージだが、LOV Organicは北欧をイメージしているよう。
可愛いなあ。ハーブティーはちょっと好き嫌いがあるので、あまり好んで飲む訳ではないのだけれども缶が欲しい。
e0048530_19231778.jpg
西洋館のクリスマスを楽しんだ後は、実はアフター6パスポートでディズニーランドへ行ってきました。
ワールドバザールの雰囲気は、まさにクリスマスマーケットという感じで、気持ちも高揚。
ワンス・アポン・ア・タイムのショーや、カリブの海賊、ビッグサンダーマウンテン、夜のジャングルクルーズなど、久しぶりのディズニーランドの夜を満喫。

さて、2015年の西洋館のクリスマスのテーマをまとめると・・・。
     外交官の家(ウクライナ)
     ブラフ18番館(フランス)
     ベーリック・ホール(カナダ)
     山手234番館(ドイツ)
     エリスマン邸(オーストリア)
     イギリス館(イギリス)
     山手111番館(オーストラリア)

111番館は時間の都合で行けなかったけれども、今年も楽しかった。
日本では、クリスマスは祝日ではないので、子供の頃と違って普通の平日(=仕事)ということで何とも味気ない。
そんな中、この西洋館の『世界のクリスマス』のおかげで、毎年クリスマス気分を味わえることに感謝です。


[PR]
by norlie | 2015-12-26 19:21 | 横浜暮らし
 
横浜・西洋館のクリスマス(イギリス、ドイツ、オーストリア)
今年もこの季節がやってきた。
横浜の冬の風物詩、西洋館の『世界のクリスマス』。

この期間、山手にある西洋館は、それぞれ特定の国のクリスマスをテーマに美しく彩られる。
毎年、12月1日からクリスマスの日まで開催され、多くの人々が訪れる、異国情緒溢れる横浜らしい恒例のイベントだ。
e0048530_19072325.jpg
まずは、イギリスのクリスマスをテーマにしている『イギリス館』へ。
山手の西洋館の中でもこの館だけは名前に国名が入っているため、毎年変わらずイギリスをテーマにしている。
それでも毎年見ていると、テーマの移り変わりと共に飾り付けも大分変化していて、なかなか面白い。

今年のイギリス館はコッツウォルズのクリスマスをテーマにしているとのこと。
クラシック調のインテリアに、可愛らしいオーナメント、美味しそうな焼き菓子。
ここのクリスマスはいつも一番馴染みやすいと言うか、奇抜さよりも親しみがあっていいなと思う。
ツリーの下に、様々な包装紙で包まれたプレゼントが山のように置いてある。この様子は、やっぱり子供の頃からの憧れだなあ。

廊下には上品で可愛らしい妖精の絵が飾られていて、思わず見惚れてしまった。
美しい色合いだなと思って、よくよく見ると寄木細工でできているようで、繊細な木目と木の色合いが見て取れる。
日本人の方が作られたそうで、すごい人もいるものだなあと魅入ってしまった。
e0048530_19074686.jpg
続いて山手234番館へ。テーマはドイツのクリスマス。
小さな館なので部屋数は少ないが、ダイニングはここの飾り付けが一番好きだなあと思った。

ドイツらしくシックな色遣い。
ワインレッドを基調としたテーブルコーディネートに、お花やオーナメントも同色で統一されていて、リースやツリーの深緑色ととてもしっくり来る。
キャンドルが灯った温かみのあるテーブルに、思わず、寒い冬はこんな部屋で過ごしたいなあと思ってしまった。

館を出ると、真っ赤なもみじが色付いていて、思わず目を引かれた。
今年は紅葉が一際遅かったような気がする。
いつかクリスマスと紅葉がすっかりかぶってしまう日が来るのかなあとぼんやり考えた。
e0048530_19081086.jpg
エリスマン邸の今年のテーマはオーストリア。
マリー・アントワネットの生家ハプスブルク家のクリスマスを演出したコーディネートで、とてもロマンティックでエレガントな飾り付けだった。
金銀の装飾で花を象ったオーナメントが所狭しと置いてあり、圧倒的なゴージャス感。
マリー・アントワネットと言うと、ソフィア・コッポラ監督の映画の影響か、フランスのマカロンカラー(薄いピンク、水色、クリーム色、セルリアンブルーなど)を思い描いてしまう。
こちらのインテリアもそう言ったカラーになっており、映画の世界のようだった。映画の世界よりは少しクラシック色が強かったけれども。

こちらではアドベントクランツが飾られていて、クリスマスが近づくにつれ、毎週少しずつキャンドルに灯を灯しているとのこと。
私が訪れた時は4つのキャンドルのうち3つに灯が灯っていた。
クリスマスまで後少し。

ドイツのシュトーレンといい、アドベントクランツといい、何かを待つという人の行為の、なんと楽しいことか。
楽しいことは、それを待つ時間もとても充実しているものなんだなあ。
この季節はより一層それを感じます。
[PR]
by norlie | 2015-12-20 19:18 | 横浜暮らし
 
山手西洋館・世界のクリスマス
毎年恒例の横浜・山手西洋館のクリスマスデコレーション『世界のクリスマス』。
山手の西洋館が一年で最も華やかに飾り付けされるシーズンがやってきた。
諸外国のクリスマスをテーマに館内に飾り付けが施され、多くの人で賑わう。
今年も、そんな冬の始まりの西洋館を巡り歩いてきた。
e0048530_14540037.jpg
各館とも一番目を引くのは、やっぱり豪華に彩られたダイニングテーブルとクリスマスツリー。
とりわけ、イギリスをテーマにしたイギリス館と、珍しく日本をテーマにした山手111番館がとても良かった。
食器やキャンドル、花々の温かな色合い。窓から差し込む柔らかな光。
とても居心地のいい、家族が集うクリスマスのディナーテーブルが再現されていて、素敵なクリスマスだなあとうっとり。

e0048530_15291179.jpg
『世界のクリスマス』では、毎年諸外国のクリスマスがテーマに取り上げられるのだけれど、今年は珍しくその中に母国・日本が含まれていた。
日本とクリスマスと言うとあまり縁がなさそうなので、どうするのかなと思ったら、それをテーマに扱った山手111番館はなかなかいい雰囲気。
どうやら、"アメリカ人ファミリーが自慢の有田焼のコレクションで彩った日本風クリスマス"というテーマらしい。
館内はクリスマスとお正月が一度にやってきたような雰囲気。
クラシックなダイニングテーブルに、アメリカらしく華やかに彩られたクリスマスツリーやオーナメント。
その横には真っ赤なテーブルクロスの上に、赤と黒と白を貴重とした和食器が飾られ、まさに和洋折衷と言った感じ。
よく見ると、ダイニングテーブルの食器の中にも、少しモダンな有田焼の食器が混ざっていて、これはこれでとても良かった。

e0048530_15010135.jpg
花をあつらえて館内を美しく彩っていたのは、スペインをテーマにしたベーリック・ホール。
ベーリック・ホールはもともとスパニッシュスタイルを基調とした西洋館なので、今年のテーマはまさにぴったり。
館内は、それほどスペインや南欧のクリスマスと言った感じはしなかったが、それでも空間を大胆に切り取って飾られた花々とクリスマスオーナメントはとても華やかで、印象的だった。

そしてお隣のエリスマン邸では、イタリアのアッシジのクリスマスを再現。
聖フランチェスコの生誕地アッシジは、キリスト教とも関わりが深く、部屋の片隅にはイエス生誕を描いた人形達が置いてあった。
暖かな暖炉の傍ではピアノが演奏されていて、リラックスした雰囲気。

e0048530_15093652.jpg
外国人墓地の前を通りかかると、濃いピンク色の大きな花が咲いていた。山茶花だろうか。
冬枯れの木立の隙間から柔らかな陽光が降り注ぎ、墓地の雰囲気もどこか優しい。
冬が来ても、山手には多くの花が咲く。
イタリア山庭園も、海の見える丘公園のフラワーガーデンも、冬はどこか寂しいながら、大切に手入れされ、花を咲かせる植物達が目に入る。
そうすると寒いながらも、頬が緩んでしまう。

今年の外交官の家のテーマはアメリカ、それもニューヨーク。
黒とオレンジを基調とした都会的なデコレーションが目を引いた。
この包みにはなんとなく宝石かチョコレートが入ってそう。

e0048530_15352870.jpg
今年、一番気に入ったのはイギリス館。
クリスマスとはあまり関係ないのだけれども、この素晴らしいティーセットに目を奪われた。
イギリス館だけは毎年変わらず、イギリスをテーマにしており、そのデコレーションの中には必ずティーセットが含まれるのだが、今年のセッティングは本当にいいなあと思った。
ファブリックの色合いから食器の模様、焼菓子のセレクトまでまるで夢のよう。

e0048530_15385169.jpg
こちらはイギリス館のクリスマスツリー。
ツリーを彩るオーナメントも去ることながら、やっぱり好きなのはこのプレゼントの山。
映画でよく見る、ツリーの下に山のように置かれたプレゼントを一つ一つ開ける姿に何度憧れたことか。
ホリデーシーズンは家族で過ごすことが多い欧米では、やってくる親戚や祖父母が次々ツリーの下にプレゼントを置いていく。
色とりどりの包装紙とリボンで包まれたプレゼントは、サンタのプレゼントはまた違う、子供の夢だと思う。

最後に、2014年の山手西洋館『世界のクリスマス』のテーマをまとめ。
     外交官の家(アメリカ)
     ブラフ18番館(シンガポール)
     ベーリック・ホール(スペイン)
     山手234番館(フランス)
     エリスマン邸(イタリア)
     イギリス館(イギリス)
     山手111番館(日本)
     山手68番館(フィンランド)

世界中の人によいクリスマスが訪れますように。
ご家族や友人、大切な人達と、幸せな時間を過ごされますように。

[PR]
by norlie | 2014-12-23 15:50 | 横浜暮らし
 
山手西洋館・世界のクリスマス(スウェーデン)
ブラフ18番館と並んで建つ『外交官の家』。
今年は、ブラフ18番館のテーマが"ノルウェー"、そして外交官の家のテーマが"スウェーデン"と、隣同士の建物で隣同士の国がテーマになっているので、まるで北欧を国から国へと旅をしているようでとても楽しい。

今年は、『キッチン・ストーリー(Salmer fra kjokkenet)』『クリスマスのその夜に(Home for Christmas)』という2本の北欧映画を観たり、お世話になった先輩が今年9月にご結婚されてスウェーデンへ移住されたりと、スウェーデンとノルウェーという2つの国を少し身近に感じた年でもあった。
だから、この12月、西洋館のクリスマスには珍しく、北欧諸国から2カ国もとりあげられ、そして偶然にもその2つがノルウェーとスウェーデンであったことは嬉しいことしきり。

e0048530_13491212.jpg


『キッチン・ストーリー(Salmer fra kjokkenet)』『クリスマスのその夜に(Home for Christmas)』の映画を観ていて気づいたのだけれど、クリスマスのときにやたらと、ユール、ユール・・・と登場人物が言う。
ユール? はて何のこと? と思ったのだけれど、映画を観ていると「メリークリスマス」や「よいクリスマスを」という字幕がついているときは、たいてい原語で"God jul."と言っていたので、ああ、クリスマスのことをユールって言うんだなあと察することができた。

北欧諸国ではクリスマスのことを"ユール(Jul)"と呼ぶのだそう。
長い冬と長い夜、一面の銀世界に幻想的なオーロラ。
これほどクリスマスが似合う国々は、きっと北欧諸国以外にはないように思う。

森の木々や納屋の藁をそのまま使ったクリスマスのモニュメント。
テーブルに置かれたホットワインやホットコーヒー。
無造作に置かれたプレゼントの包み。
決して華やかでも仰々しくもなく、だけどささやかで温かい。そういうところが、北欧クリスマスの良いところだと思う。

e0048530_13401091.jpg


2階へ上がると、スウェーデンをイメージした焼き菓子がずらりと並ぶ一室があった。
色とりどりの焼き菓子、エレガントなデザインの美味しそうなケーキなどが所狭しと並んでいて、思わず溜め息が出るような美しさ。
それから、ふと鼻を掠める甘い匂いに気づいて、あれ?と思った。
驚いたことに、これらは全て本物の焼き菓子だったのだ。

西洋館のクリスマスは1ヶ月弱に渡る期間イベントなので、テーブル上のお菓子や焼き菓子にはディスプレイ用の食べられないものが使われることも多い。
見た目がどんなに美しくて可愛らしくても、匂いはしないし、食べられもしない。
当たり前と言えば当たり前なのだけれど、やっぱり少しだけ残念な気もする。
ところが、こちらの焼き菓子はその予想を裏切って、どれも手づくりの、本物のお菓子だった。

まるで、ソフィア・コッポラの映画『マリー・アントワネット』の中に出てくるようなマシュマロカラーの可愛らしいお菓子は、スウェーデンのダーラヘスト(伝統的な馬の人形)を模していたり、スカンジナビア柄やクリスマスオーナメントを模していて、とてもクリスマスらしい。
どれも思わず手に取って食べてしまいそうになるくらい美味しそう。
食べられないことがとても惜しい一方で、食べてしまうのも惜しい。

e0048530_13401926.jpg


これらのお菓子は、スウェーデンの生活習慣"フィーカ"(Fika)をイメージして作られているのだそう。
フィーカとは、スウェーデンの人たちが大切にしている習慣で、いわゆる休憩やコーヒーブレイクとのこと。
少し手を休めて、コーヒーやレモネードを飲みながら、焼き菓子やシナモンロール、ケーキやサンドウィッチを味わう時間なのだそうだ。

緑色の優美なケーキは、"プリンセストルタ"(プリンセスケーキ)。
プリセンセスケーキと言えば、スウェーデンの有名な緑色のケーキなので、私も知っていたけれど、こんなに大きくて模様が美しいものは初めて見た。
思わず、このドーム状の中身を開けてみたくなってしまう大きさ。ホイップクリームがたくさん入っていてそれはもうふわふわ甘くて美味しいに違いない。

ダーラナホースのクッキーも、この水色と黄色の色合いがとても可愛らしく、こんなクッキーならお土産に是非持って帰りたいなと思ってしまった。

e0048530_13402611.jpg


こちらのお菓子をデザインし、作られたのは、お菓子教室『実のなる花』を主宰されている伴真弓さんという方なのだそう。
この日もご本人が目の前で、お菓子のデザインや材料、作り方の解説や、スウェーデンのお茶の時間"フィーカ"についてお話ししてくださっていた。
とても気さくで優しそうな方で、フィーカの説明には思わず聴き入ってしまった。

また、どの焼き菓子も全て食べられる材料で作られているそうで、たとえば、寝室の一角に飾られていた白ヤギのクッキーは、いろいろと試行錯誤したうえで、角をバニラビーンズの"さや"で表現しているとのこと。
おかげで、このヤギの一角は、それはもう美味しそうなバニラの匂いがして、とても離れがたかった。

ヤギのひげも食べられる材料でできているそうで、「当ててくださったら、お菓子を差し上げますよ」とおっしゃっていた。
でも、考えても考えてもちっとも思いつかず、当てられないままその場を離れたので、少し心残り。
あの材料は一体なんだったのだろう?

訪れる人達皆がこの夢のようなお菓子の世界に思わず感嘆の声を上げ、入れ替わり立ち替わり、「何でできているのですか?」「どうやって作ったんですか?」と聞いて行く中、丁寧にご説明なさっているのがとても印象的だった。
ほっと一息つきながら、隣の誰かと語り合う。
お茶とお菓子が食べられないことを除けば、まるでこの部屋の中が"フィーカ"の時間そのもの。

e0048530_1349298.jpg


スウェーデンのクリスマスを後にして、館の外へ出ると、きりっと冷えた冬の空気を感じた。
空気は澄んで、空は青い。
庭園のほうへ歩いてみると、ドライフラワーのようになったピンクの花が煉瓦の上から見下ろしていた。

一年の中でも、山手の西洋館が一番美しく飾られる季節。
今年も素晴らしい『世界のクリスマス』でした。

最後に、2013年の山手西洋館『世界のクリスマス』のテーマをまとめ。
     外交官の家(スウェーデン)
     ブラフ18番館(ノルウェー)
     ベーリック・ホール(オランダ)
     山手234番館(フィリピン)
     エリスマン邸(チェコ)
     イギリス館(イギリス)
     山手111番館(イタリア)
     山手68番館(ブラジル)
     クロスパティオ(ブルガリア)

また一年後、楽しみにしています!
[PR]
by norlie | 2013-12-22 13:34 | 横浜暮らし
 
山手西洋館・世界のクリスマス(イギリス・イタリア)
毎年恒例、12月になると開かれるのが横浜山手西洋館『世界のクリスマス』。
山手の各西洋館それぞれに一国ずつテーマが割り振られ、各国のクリスマスをイメージして飾り付けされる。
冬場のイルミネーションとも相俟って、山手西洋館が一年で最も美しく彩られる季節でもある。

そんな山手のクリスマスに、今年も行ってきた!

まずは、海の見える丘公園内に建つ『横浜イギリス館』。
『世界のクリスマス』では、各館に毎年異なる国のテーマが割り振られるのだけれど、このイギリス館だけはその名の通り、常にイギリスをテーマとしている。

e0048530_1632471.jpg


イギリスをイメージした飾り付けは、まさにこれぞクリスマス!といった、子供の頃から思い描いていたヨーロッパのクリスマスそのもの。
丸くて可愛らしいクリスマスオーナメントは、とてもエレガントなデザインで、ツリーを白く彩る粉雪もとても優美で美しい。
もみの木の形や、その足下に置かれているクリスマスプレゼントの包装は、どれも昔から憧れたクリスマスの雰囲気で、馴染んだその形にはついつい子供の頃を思い出してしまう。

私の家のクリスマスプレゼントは、枕元に一つ、大きな箱が置かれている感じだった。
前日の夜、いつプレゼントが来るのだろうとわくわくしながら寝た振りをして、今日こそサンタクロースに会ってやるぞと思いながらも、一度も起きていられた試しがない。
それでも、朝起きれば、サンタクロースを見られなかったことより、枕元に置かれたプレゼントの包みに心躍らせながら、弟と二人で喜び勇んで、プレゼントを開けたことを覚えている。

e0048530_1632582.jpg


よくアメリカやヨーロッパの映画を見ては、憧れていた光景がこのプレゼントの山。
アメリカでは、プレゼントをツリーの下に置くのがほとんどだが、父母や祖父母、親戚の叔父さん、叔母さんなどここまでかというくらい、プレゼントの数があって、とても憧れた。
開けても開けても次がある。なんて羨ましい!

とはいえ、枕元に見知らぬ包みの箱があって、中身は何だろう?とわくわく胸を躍らせるあの瞬間は、たった一つでも十分に幸せだったと思う。

クリスマスのリースや、マントルピースの飾りもエレガントの一言。
瀟洒なダイニングテーブルには、伝統的な柄の食器類が並んでいて、料理こそサーブされていなかったものの、どんなディナーなのか思い描いてしまう。

イギリス館のクリスマスは、同じ国をテーマにしながらも、毎年少しずつ違う。
昨年は寄せ植えを中心としたガーデン風のデコレーションだったが、今年のテーマは"The Royal Highest Joy"というだけあって、高貴で優雅な飾り付け。
ひとときの夢を楽しんだ。

e0048530_16331561.jpg


さて、次はすぐ近くにある山手111番館。こちらの今年のテーマはイタリア。

イタリアのクリスマスと言えば、ナターレ(Natale)。
"Merry Christmas!"の意味のイタリア語"Buon Natale!"は、イタリア語の中でも一番最初に覚えた言葉。
そのわりに、クリスマスに運良くイタリアへ行けることなんてまずないので、登場回数は極めて低い。

一度、イタリアからの帰りの飛行機で、隣に座っていたイタリア人にずっと話しかけられたことがあった。
彼はノートパソコンを開いて、写真を見せてくれて、「これは僕の家族だよ」「これは娘」「ここのレストランはとても美味しいんだ」などと次から次へとイタリア訛りの英語で話してくれた。
その写真の中にホリデイシーズンのものがいくつかあり、暖炉の傍の大きなクリスマスツリーの写真があったので、思わず、言うなら今だ!と思って、"Natale?"と口にしてみた。
「そうそう、ナターレだよ。クリスマス」
嬉しそうに言うので、"Buon Natale!"と言ってみると、彼の笑顔はますます深くなって、"S! Buon Natale!"と言ってくれたのだった。

そんなわけで、覚えた割に使う機会のなかった"Buon Natale!"を使うことができて満足した飛行機での出会いを思い出しながら、イタリアの"Natale"の気配を味わう。

e0048530_16332936.jpg


山手111番館の設計者は、ベーリック・ホールと同じでJ. H. モーガン。
こちらもベーリック・ホール同様にスパニッシュスタイルの建築様式である。

普段は少し南国の雰囲気を感じるような建物なのだが、今日はすっかりクリスマス様式に様変わり。
温かな色のクリスマスツリーの下にはポップな柄のプレゼントがたくさん置かれてあり、ツリーの横の台にはイエス・キリスト誕生を模した人形が飾られていた。

イギリス、イタリア、フランスと、馴染みある西欧諸国は『世界のクリスマス』でもよく取り上げられるテーマ。
今年のイギリス、イタリアのクリスマスはいつにも増して華やかな、極上のひとときでした。
[PR]
by norlie | 2013-12-20 13:31 | 横浜暮らし