海と風と砂の町ファンティエット@Vietnam
あけましておめでとうございます。
新しい年の始まりです。
思えば昨年は、色々な方々から、ブログを通してたくさん元気を分けていただきました。
今年も、この繋がりを大切にしていきたいと思うこと、しきり。
どうぞよろしくお願いいたします。

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※昨年の続き、ベトナム旅行記です。

ファンティエットは、ベトナム南部、ホーチミンから車で3~4時間のところに位置するリゾート地。
ベトナム屈指のリゾート地ニャチャンほど観光地化しておらず、日本人もほとんど見かけない。

海岸沿いに位置するビーチリゾートだけれど、この町にはビーチ以外の見どころもたくさん。
"のんびり"を楽しみに行ったファンティエットだったけれど、せっかくなので約半日のツアーに参加してきた。

ツアーといっても、ガイドさんと、運転手さんと、私達3人だけの、プライベートツアー。
おかげで会話も弾んで、すごく仲良くなれた。

まず最初に訪れたのは、フィッシャーマンズ・ヴィレッジ。
ファンティエットは、ベトナム料理には欠かせない"ニョクマム"(魚醤)の最大産地なので、港は驚くほどたくさんの船で溢れかえっている。
形のいい湾に、似たような形の小船がずらりと並ぶ、そのフィッシャーマンズ・ヴィレッジの姿は、本当に圧巻。
輝く太陽と、たくさんの小船と、漁師さん、海女さんたち。
働いているのに、すごくのんびりしているように思えるのは、きっとファンティエットに住む人の気質なのかもしれません。

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続いて、ファンティエットならではの観光地「砂丘」。
実は、ファンティエットには2つの大きな砂丘がある。
そういう楽しみ方もできるビーチリゾートというのは、なかなか珍しいなと思ったのも、この町に興味を持ったきっかけ。

町を離れ、ファンティエットの東の果て。
道なき道をジープでガタゴトと走り進むと、街の姿は消え、だんだんサバンナのような風景になる。

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そうして、やがて突然姿を現す、広大な白砂。
「白の砂丘」です。
面積は鳥取砂丘のおよそ2倍なんだそう。
ジープを降りた私達は、砂丘の入口に住む少年の案内で、どこまでも輝く白い砂の中へ。

照りつける太陽を遮るものがなにもなく、目の前に広がるのは砂の白さと、空の濃い青のコントラスト。
道案内の少年と、彼の小さな犬は、どんどん先へ進んでいく。
それに必死についていく、私達。
砂の上なんて歩き慣れていない私達は、一生懸命足を動かすも、砂の中に沈んでいくばかりでなかなか進みが悪い…。

広い砂丘は行けども行けども砂ばかり。
だいぶ奥まで歩いたと思ったけれど、それでもたどり着いた場所は、まだまだ砂丘の入口付近だと知る。
これが砂漠のど真ん中だったら?
道案内のこの男の子がいなかったら?
日が落ちて、真っ暗闇になってしまったら?(星空は言葉にならないくらい綺麗そう)
・・・想像するだけで、疲れたので、その場では考えるのをやめることにした。

頼るものは少年と犬だけ、という不思議なシチュエーションの中、白の砂丘を存分に満喫してきました。
砂すべりをしたり、白い砂の上で寝そべったり・・・(暑かったー!)

ファンティエットの「白の砂丘」。
まるでアジアに来たことを忘れるような、そんな不思議な場所。

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そして、続いてもう一つの砂丘へ。
白の砂丘よりやや小さいものの、それでも十分な広さの場所。
「赤の砂丘」です。

「赤の砂丘」の砂は、「白の砂丘」の砂とは色が全く違っていて、その名の通り赤みを帯びた砂。
赤褐色の砂は実は火山灰だそうで、鉄分を多く含んでいるのだそう。

本当はこの「赤の砂丘」でも砂漠気分をぐいぐい味わいたかったのだけれど・・・。
奈何せん、先の「白の砂丘」で思わぬ体力を消耗した私達。
こちらでは大人しく、案内者なしで、砂丘のすぐ入口らへんをお散歩しただけでした。

「白の砂丘」と「赤の砂丘」。
同じ町に、こんなにも砂の色が全く違う砂丘があるなんて、不思議です。

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他にも、「妖精の小川」(Fairy Stream)と呼ばれる、渓流歩きをしたり。
海岸で、水平線を眺めながら、岩場探検をしたり。
窓のないジープに揺られながら、サバンナを駆け抜けたり。
蓮池(Lotas Lake)で、小舟に揺られながら、花の香りを楽しんだり。
ムイネーの可愛らしいレストランもたくさん見つけた。

ファンティエット。
ベトナム南部のビーチリゾート。
11~3月は海から絶えず風が吹き、町には大きな砂丘が2つ。
海に寄り添う、風に恵まれた、砂の町。
他の観光地では味わえない体験も多い、魅力的な場所です。

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ところで。
いつかサハラ砂漠に行くことを夢見ていた私は、砂漠の恐ろしさを少しだけ垣間見たような気がした。

うっかり勢いでぐんぐん歩く恐ろしさ。(日の高いうちに帰れなくなる・・・)
見渡す限りの砂の海に、失われていく方向感覚。(星座を読んで方角が読めたら・・・なんて、自分には無謀(笑))
思いのほか体力を消耗する、気温と歩きにくさ。(らくだが欲しかったー!)

とはいえ、地球の広さ、自分の小ささ。
わーって叫びたくなる気持ち。
日本で溜まったいろいろな檻が、一気に吹き飛ばされるような、解放感。
果てしなく続く砂の海で、風紋を見降ろしたときの、流れる時間の雄大さ。

そういうものを味わってしまったからには、やっぱりこう思ってしまう。
「この"砂丘"と呼ばれる場所よりも、はるかに広く、大きく果てしない"砂漠"なら?」

ヴィラに戻って、大きなキングサイズベッドで、蚊帳を見上げながら思ったこと。
「やっぱり、サハラに行ってみたい」
まだ見ぬ旅の夢が、また少し膨らみました。
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by norlie | 2010-01-03 21:49 | べトナム旅
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