京都ひとり旅
10月に実家へ帰省する前、京都で過ごした。
休暇の始まりは、どこか旅の気配が漂う"ホーム"ではない場所へ。 それから、いつも会えない遠くの友達と過ごせる場所へ。 そう思って選んだ京都の町。 早朝から"伊右衛門サロン"でお茶漬けを食べてのんびり。 いつも思うのだけど、福寿園のお茶は甘さと香りが独特でいつもはっとする。 同じ緑茶やほうじ茶なのに、普段私が飲んでいるものと全く違う味がして、「ああ、旅だ」ってわくわくしたり。 京都に来たときはいつも福寿園のお茶を買って帰る。 だけど、最近はしばらく買いにこられなくて。 10月のはじめ、少し仕事が大変だったとき、関西に住む友人がここのお茶を送ってくれた。 「大変そうだけど、お茶を飲む時間くらいはゆっくりできるように」と、手紙が添えられていた。 本当に嬉しくて、ああ、友達って宝だなあとしみじみ思う。 休暇に入る前、京都出身の同僚が、六角通に私が好きそうなお店がある、と教えてくれた。 "ROKKAKU"という名前の小さなお店には、オリジナルの紙製品がたくさん並ぶ。 葉書や便箋、封筒や名刺。紙の感じも、小さなイラストも本当にセンスが良くて、すっかり気に入ってしまった。 写真は、こちらのお店で買った舞妓さんの絵柄のカード。 移り変わる四季を背景に、舞妓さんと猫が歩く。 とても素敵なデザインで、「秋」のカードは早速アイルランドの友人へ送った。 もう一つの写真は"香り印籠"という雑貨。 香水を染み込ませた布を印籠の中に入れると、ほのかに香るんだそう。 香りに関する雑貨はもともと好きなのだけれど、それ以上に"印籠"の形にドキドキして手に取ってしまった。 時代劇ものを見るとわくわくするのは昔からの癖です。 ゆったりとした朝ご飯。 早朝のお寺での祈り。 京都の町中に溢れる美味しい甘味処と和菓子。 町家でのものづくり。 川べりに座ってぼーっとする時間。 京都はほんとうに良いところ。
by norlie
| 2011-11-13 19:29
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