盛美園と鶴の舞橋へ@青森
弘前のお隣、平川市には盛美園という庭園があります。
田園風景の中に佇む小さな庭園の中には、その庭園を鑑賞するために作られた盛美館という建物が一つ。
この小さな庭園の可愛らしい建物は、ここ数年、ある映画の舞台のモデルとなったことで随分有名になりました。
その映画は、数年前に公開されたジブリ作品—『借りぐらしのアリエッティ』。
今回はその盛美園へ行ってきました。

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門をくぐって平庭へ出ると、すぐに姿を現すのがこの盛美館。
この館の面白いところは、1階は完璧な数寄屋造りの和風、2階は八角形の展望室を持つ洋館から成り、見事な和洋折衷様式となっているところです。
こうやって少し遠目に見ると、鮮やかな屋根の色や漆喰の白壁、屋根の尖塔のせいで、"洋館"と言った風情なのですが、1階部分だけに目をやると、古き好き日本家屋。
横浜の異人館は行き慣れているのですが、さすがにここまではっきりと和洋がくっついている館というのはちょっと面白かったです。

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弘前の桜がまだほとんど咲いていなかったこの日、盛美園にはピンクの可愛らしい花が咲いていました。梅・・・かな?
このピンクと、盛美館の屋根の明るい青緑色がとても対照的で、美しかったです。
庭園を歩いていると、池の近くに蛇もいて少しびっくり。でもよく見ると、確かに庭園のあちこちに蛇の穴が空いていたので、これはなかなかに定住している様子。
人間にも植物にも蛇にも居心地の良い場所なのかもしれません。そしてきっと、小人にも。

庭にある小高い山に登ると、一面の田園風景が見えます。
この盛美園はこれらの田園を借景としているとのこと。
日本でもヨーロッパでも、田園に溶け込む庭園や館、城というのは、街にあるものよりもずっと心が落ち着くので大好きです。

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庭を見るために立てられた館というだけあって、盛美館の客間、縁側から見える庭園風景はとても見事。
家の中から、庭園風景がまるで仕切り戸に切り取られた絵画のように見えました。
池と、枯池、三方の山を臨み、色合いはきっと季節によって移り変わるはず。
今日は、新緑とピンク色、枯池の白のコントラストが綺麗でした。

家の中には囲炉裏があって、1階は本当に古式ゆかしい日本家屋。
この家に、あの洋風の尖塔やら八角塔があるなんて俄に信じがたい気持ち。



さて、盛美園でのんびり春の散歩を楽しんだ後は、北へ上がって十三湖方面へ。
十三湖までは行かず、その少し手前の目的地、津軽富士見湖へ向かいます。
津軽富士見湖、別名"大溜池"は、鶴田町にある人口の溜池。
とても大きな池ですが、目的はこの池ではなく、ここにかかる『鶴の舞橋』です。

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全長300メートル、木造三連の太鼓橋は、一度写真で見てからぜひとも行ってみたいと思っていた場所の一つ。
バランスのとれた湾曲がとても美しくて、その長さはかなり迫力がありました。
渡ってみると結構長くて、この日は風が強かったので吹き飛ばされそうな勢い。
三連の橋の途中には休憩所があって、池を滑る風と水の音がとても心地よかったです。

津軽富士見湖は、その名の通り、津軽富士と言われる岩木山がとても綺麗に見渡せる場所。
鶴の舞橋の後ろ、空に溶け込む岩木山の稜線がとても素晴らしくて、「遠かったけど来て良かった」と思うことしきり。

この日は、このまま五所川原の立佞武多館を見てそのまま帰途へ。
立佞武多の想像以上の大迫力に、鳥肌が立ちました。
大きさ、高さ、どれをとってもびっくり!あれが町を練り歩くなんて!

滅多に来ない奥津軽の旅。まだまだ見所はありそうなので、今度はもっと足を伸ばしてみたいと思います。
十三湖でしじみラーメンも食べたいな〜。
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by norlie | 2012-05-27 17:49 | ぷらっと青森
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