iPod Playlist: Top 6
ノスタルジックな季節に似合う、秋色のプレイリスト。



◆ TOWERS / Frida
1970年代のABBAを筆頭に、世界中を魅了してきたスウェーディッシュ・ポップ。
Meja、The cardigansなどは日本でも有名だが、ここ最近はお気に入りを見つけられずにいた。

それが、一度聴いただけですっかり気に入ってしまったのがこのFrida。
天使のように透き通った声と、カラフルでポップな曲調、少し不思議でガーリーな歌詞。
小さな切ない恋心を、ヨーロッパ映画のように切り取ってしまう面白さ。

I see you everyday
Coughing out loud but you won't look my way
Drops from my balcony
and everyday
Dancing ballet but still no look my way

毎日あなたを見かける
大きく咳をしてみるけれど あなたは私のほうを見ない
バルコニーから涙を落とす
毎日バレエを踊ってみるけれど
やっぱりあなたはこっちを見ない


Fridaの歌唱力に加え、彼女のアルバム"DEAR, LET IT OUT"は、この"TOWERS"も含め、Rasmus Faberがプロデュースしている。
Fridaの持つ透明感と、Rasmus Faberのアレンジがもたらす浮遊感は、絶妙にマッチしていると思う。



◆ Happy Sad / Kate Havnevik
日本ではあまり知られていない、ノルウェー出身のシンガーソングライター、Kate Havnevik。
よく海外ドラマのGray's Anatomyで楽曲が使われているので、観ている人は聴いたことがあるかもしれない。
北欧系の音楽といえば、スウェーディッシュ・ポップのイメージが強かったのだけれど、ノルウェーって意外とこういうエレクトロニカ調の曲が強いのかもしれないなあと思った(ROYKSOPPなど)。

彼女の曲を聴くと、どことなくノスタルジックなメロディーと、どこか電子的で近未来的な雰囲気がアイスランドの歌姫Björkを思い出させる。
でも、Kateはどちらかというとポップ色が強く、馴染みやすい世界観の曲が多いかも。

Happy Sadは、彼女のアルバムの中でも特にポップ・ビートの明るい曲。
でも歌詞は、大人らしい落ち着きがあって好きだ。

It's a beautiful time for love and disappointment
Hand in hand
Searching for answers
It's a beautiful time to be happy sad

愛と失望への美しい時間
手と手を取って
答えを探す
幸せな悲しみへの素敵な時間


ガーリーなFridaとは裏腹に、「幸せと悲しみは表裏一体」というテーマで歌い上げた一曲。
幸せの裏には過去の悲しみがある。その幸せがいずれ未来の悲しみに変わる可能性も。
幸福と悲哀は隣り合わせ。つまり、悲しみを裏付けているのは幸福だと言うこと。
今の幸せはいつか悲しみに、悲しみはいつか幸せに。(なんかメビウスの輪を思い出した・・・)
幸せと悲しみを繰り返しながら続いて行く人生はとても美しい。
だから悲しみは悲しいことじゃない。幸せな悲しみだと知っているから、その美しい時間を携えて生きていく。

彼女の曲はどのアルバムも秀逸なので、大好きです。



◆ Fireflies / Owl City
曲名は「蛍」。
Owl Cityは一瞬バンド名かと思う名前だけれど、アメリカ人のアーティスト、Adam Youngのソロ・プロジェクト。
Owlとは"フクロウ"のことで、転じて"宵闇の"とか"夜の"と言った意味がある。
関係あるかは分からないのだけれど、心なしか彼の曲は星の綺麗な静かな夜に聴きたくなるような、優しい曲が多い。

この曲のPVも素敵で、静かな夜にAdamが一人で曲を弾き始めると、まるで蛍が部屋を満たすように小さな灯りが様々に明滅する。


I'd like to make myself believe
That planet Earth turns slowly
It's hard to say that I'd rather stay awake when I'm asleep
'Cause everything is never as it seems 
When I fall asleep

自分自身を信じたいんだ
地球がゆっくりと廻る
眠りに落ちているときにむしろ起きていたいなんて難しいけれど
全てが見た目どおりでは決してないから
眠りに落ちるとき


この曲の中で、フレーズのエコー的な感じで"Please take me away from here"(僕をここから連れ出して)と歌う部分があるのだけれど、そこが何とも聴き心地良く、胸が震える。



◆ Superman / Crystal Kay

彼女の歌の素敵なところは、歌詞がシンプルで楽観的ながら、思いやりや優しさに溢れているところ。
いつもとびきりの笑顔で楽しそうに歌う姿を見ると、なんだか自分も元気をもらえる。
オープンな気質と、まっすぐな言葉は、少しハワイの太陽を思い出す。(ご本人はハワイ出身ではないし、アメリカ在住経験もないそうなのだけれど、そんな雰囲気がある)
素直でポジティブな人柄なんだろうなあと想像してしまう。

空を飛べる訳じゃないし 時を止める事も出来ない
それでも you're my hero ずっと
ただいつまでもその笑顔見せて そばにいてくれるだけでいい
誰よりも強く優しい You are my superman forever


スーパーマンというと、古いアメコミの青いタイツと赤いマントのイメージなのだけれど、彼女の歌うスーパーマンはもっと普通に隣にいてくれる誰かへの優しい愛情を歌う曲。
普段伝えられない言葉の代わりに、この曲を口ずさんでみてはいかがでしょう?



◆ Lights / Ellie Goulding

米国版のiTunesで見つけて購入したのが昨年。
ロンドンの夜のハイウェーを車で飛ばしているようなスピード感と、キラキラ輝くロンドンの夜景を思わせるような音遣いが好きで、いつも聴いている。

それがいつのまにかじわじわとランクを上げ、全米ビルボードでは2位に入る快挙を成し遂げた。ここ最近は年単位で20位以内をキープし続けるロングヒットになっており、彼女の新作が待ち遠しい日々でもある。
そういえば、ウィリアム&ケイト夫妻の結婚披露宴でエルトン・ジョンと並んでパフォーマンスを披露したのも彼女だった。まさに全英かつ英国王室も認める歌姫。

You show the lights that stop me turn to stone
You shine it when I'm alone
And so I tell myself that I'll be strong
And dreaming when they're gone

あなたが光を見せてくれるおかげで 私は石にならずに済む
孤独なとき あなたが光を照らしてくれる
だから私は強くなるんだと自分に言い聞かせるの
そしてその光が消えてしまうときを夢見るの


彼女の曲はエレクトロニカ色が強く、一歩間違うと少し私は苦手な部類に入ってしまう。
この"Lights"や"Starry Eyed"くらい、その境界のすれすれで、心を揺さぶってほしいなと少し期待している。



◆ The Cave / Mumford & Sons

切りよくTop 5にしたいと思っていたこのプレイリストから、どうしてもこの曲を外せずにTop 6となってしまった。
Mumford & Sons はイギリスの4人組のフォークロックバンド。

とても懐かしい、古き好きアメリカのブルーグラスを思わせる曲調なのだけれど、MTVでPVが流れたときどうしてもチャンネルを変えられなくなって聴き入ってしまった。
バンジョーやマンダリンをかき鳴らすカントリーミュージックの音なのに、何て叙情的で懐かしいメロディー。

PVの作りも面白くて、どこからともなくバイクに乗ってやってきた4人が、4人のヒスパニック系の兵隊さんにそれぞれの楽器を渡し、再びバイクで走り去って行く。
兵隊さんは誇らしげにギターをかき鳴らし始め、歌が始まる。
実際のMumford & Sons のメンバはもちろんバイクに乗っているほうの4人。
ラスト、再び戻ってきた4人は、無言で楽器を受け取って去って行く・・・という感じ。
兵隊さんの楽器を渡した後の、夕日に照らされた誇らしそうな姿が印象的。

And I'll find strength in pain
And I will change my ways
I'll know my name as it's called again

Because I need freedom now
And I need to know how to live my life as it's meant to be

そして俺は痛みの中に力を見いだすだろう
生き方を変えるんだ
自分の名前を知るのは それが再び呼ばれたとき

今俺には自由が必要だから
そして与えられた人生を どう生きるかを知る必要があるんだ



音楽は本当にすばらしいもの。
世界中に溢れる音楽の中で、心を打つメロディーに出会ったら、それはとても幸運だと思う。
What's your favorite song right now? And ... why?
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by norlie | 2012-10-08 14:16 | Lifestyle
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