昼下がりの贅沢 - 松原庵カフェ -
由比ケ浜駅から海へ向かう道を歩くと、まず『かいひん荘』という、風情溢れる佇まいの建物が見えてくる。
純和風の玄関と塀に囲まれた向こうには、大正ロマン感じる洋館が一つ。大きな庭に芝生が気持ち良さそう。

それを左に見ながら通り過ぎると、二叉路の角に『松原庵』という蕎麦処がある。
暖簾をくぐると、純和風の一軒家に、テラス席と緑豊かな庭。
その庭を臨んだ和室には、ワインにお蕎麦、和食一品料理を楽しむ人達が見える。

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この日、昼食はwoof curryで食べてきていたので、こちらに寄った目的は併設のカフェでひと休みすることだった。
お蕎麦屋さんのテラス席の隣に、小さな木造のカフェが併設しており、カフェテラスが並ぶ。
全体的に黒を基調とした店内に光が差し込み、シックで落ち着いた様子。
この日は日差し柔らかな気持ちよい日だったので、テラス席でのんびりすることにした。

オーダーしたのはスコーンセット。2つのスコーンにここまでかという量の生クリームが付いてきて、品の良いコーヒーカップに湯気が立ち昇る。私のほうではティーカップに、ルビー色の水色綺麗な紅茶が揺れる。

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松原庵と言えば、土日に来ると予約なしでは入れないほどの人気店の一つ。
それがこの日は、店内は2、3組しかおらず、カフェ側も私達を含め3組だけ。
やはり今日は平日の中でも珍しく空いていた日のようで、とてものんびりできた。

本当なら仕事をしているはずの日に、休暇を頂いて由比ケ浜でのんびり。
海から吹く柔らかな風に、木々がそよぎ、木の葉の陰が光の水玉模様を地面に映している。
まろやかな日差しに眠気誘われ、小鳥の声を聴きながらうつらうつらとする昼下がり。

なんて贅沢な休日だろう。こんな時間がずっと続けばいいのに。
この場所だけ世の中の喧噪から切り離されたような異空間になっていて、その中に身を置いている自分もまた、いそいそとした日常とは違う異質なものに変化しているような気がした。

まどろみの昼下がり。
のどかな住宅街の片隅で、緩やかに過ごした午後のひとときでした。
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by norlie | 2013-05-01 12:01 | ぷらっと鎌倉・湘南
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