建長寺を歩く
多数のお寺が現存する鎌倉。
その中でも鎌倉五山とよばれる5つの寺がある。

五山というのはお寺の格を表す制度で、禅宗、特に臨済宗の制度なのだそう。
お寺の中でも特に上位の5つの寺が選定され、五山と呼ばれる。
鎌倉時代から始まった制度だが、現在の五山は室町時代に制定されたものなのだそうだ。

五山と言うと、ぱっと思いつくのはやっぱり京都五山。
南禅寺を別格として、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺の5つが京都五山に指定されている。("五山の送り火"で言う"五山"は別物。こちらは本当に山を指す)

鎌倉五山に指定されているのは、高位から順に建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺と続く。
お気に入りの茶室がある、行きつけの浄妙寺も、小さなお寺ながら五山の一つだったということはつい最近知ったことだ。

鎌倉五山の第一位、建長寺。
北鎌倉から円覚寺とセットで行くのが定番のコースだけれど、この日はそちらのルートの混雑が予想されたので、鎌倉駅から逆に向かうことにした。

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まずは段葛を通って鶴岡八幡宮へ。(こちらのルートはお店がないので、小町通りより圧倒的に空いている。お腹が空いていないときはこちらを通るのが好き)

少し鶴岡八幡宮を見てから、まっすぐ鎌倉街道沿いに建長寺へ向かう。
こちらから向かうと、やや上り坂になるのが難点。

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建長寺へ到着。
迫力のある三門をくぐって仏殿へ入ると、大きな地蔵菩薩様がいらっしゃる。
天井には龍の絵。これは禅宗の寺に多いそうで、円覚寺の天井も同様に龍が描かれている。

仏殿の後ろには、法堂がある。
法堂内には千手観音菩薩像。
その手前には、2005年の愛知万博でパキスタンより寄贈された釈迦苦行僧の像がある。
仏像のある場所は、なぜだかいつもひんやりと涼しい空気に満ちている。お寺の匂いって大好き。

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方丈の後ろには池泉庭園と呼ばれる日本庭園がある。
方丈にベンチが設えてあり、そこに座ってぼーっとこの庭を眺めていると、遠くから鳥の声が聴こえてきて、それがとても心地いい。
芝生と池の不思議な形の庭園だなと思っていたが、この池は"心字池"と言うらしい。
池が"心"という形を模しているのだそうだ。(いつ来てもよくわからないのだけれど)

芝生には、ムクドリが一羽やってきていた。
黄色い嘴がグレーの体によく映える。
ちょんちょんとジャンプしながら芝生の上を歩いていたので、どうやら虫あたりを探していたみたい。

この日は行かなかったが、建長寺の最奥には半僧坊たちがいる。
カラス人間のような形をしているが、ポーズに愛嬌があって実は密かに気に入っている。
また、この建長寺は鎌倉のハイキングコースの一つ、天園ハイキングコースの終着点でもある。
この天園ハイキングコースと、衣張山ハイキングコースを歩くのが今年の目標の一つ。
そのときには半僧坊にも会えるだろう。

鎌倉五山・建長寺。実直さが好きなお寺です。
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by norlie | 2013-06-14 20:07 | ぷらっと鎌倉・湘南
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