故郷の春の食卓
実家から、豆しとぎと新物の海藻が届いた。
これこそ毎年届く、実家からの春の便り。
実家にいた頃は当たり前のように食べられたけれど、こちらでは手に入らないものも多く、今となっては、一年に1、2回だけの待ちに待った愉しみだ。

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三陸の港町では、1月末から春にかけて、様々な海藻が旬を向かえる。
特に、この時期でないと出回らない、つのまた、あかはたと言った海藻や、生めかぶ、生ふのりは私の大好物。
これを食べると、「もうすぐ春だー!」という気持ちになる。
この時期の海藻の歯ごたえ、磯の香りに優るものなし。本当に美味しくて、何杯でも食べられてしまう。

こちらでは、めかぶは既に湯通しされて売られているし、生のふのりはおろか、つのまた、あかはたはまず手に入らない。
味も香りも見た目さえも全然違う。
三陸に住んでいる人が本当に羨ましい!

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それからもう一つ、八戸の伝統菓子、豆しとぎ。
豆をすり潰した和菓子で、素朴でお茶によく合う。
豆しとぎは今でこそ一年中食べられるけれども、もともとは12〜3月の冬の時期に作られるものなので、旬のおいしさを味わうにはやっぱりこの季節が一番。

素朴な味わいが大好きなのだけれど、如何せん日持ちしないので、地元でないとなかなか手に入らない。
関東の人にも食べてもらうと「おいしい」と言ってくれるので、結構良いと思うのだけど、日持ちしないせいかお土産向きではないらしい。

まだ雪に埋もれた故郷から届く、一足早い春の味覚。
横浜にいながら味わえるのは、本当に幸運だと思うことしきり。

4月になれば、湘南の春の味覚「生しらす」も本格的に出回るし、三陸では新物のわかめが出回るようになる。
野菜売り場にはもう筍や春きゃべつ、新玉ねぎが並び始めているし、食卓が楽しい季節到来です。
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by norlie | 2014-03-29 10:18 | Lifestyle
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