悟空茶荘
中華街で一番よく行く中国茶のお店は『悟空茶荘』。
関帝廟を目印に、中山路へ曲がり、元町方面に向かって少し歩いたところにある。 1階で茶器や茶葉を販売しており、2階にカフェが併設。 家具調度から茶器まで上海レトロな雰囲気があって、ちょっとした旅気分を味わえるのが気に入っている。 おそらく横浜中華街でも、中国茶と言えばこの店は結構有名で、休日午後に来ようものならいつも並ばないと入れない。 だけどこの日は開店11時すぐに入ったので、静かな店内でのんびりくつろぐことができた。 中華街のメイン通りは休日の観光客でごった返していたけれども、悟空茶荘はお茶やデザートがメインの店なので、大体の人は昼食にこの店は選ばないだろうという読みは結構当たったようだった。 聞香杯から漂う、久しぶりの台湾青茶の香り。 茶杯を両手に持って、熱いお茶を口に含み、味わう。独特の甘みと渋みが喉に染み渡る。 心が解けていくなあとしみじみ思った。 このところ1月からずっと仕事が忙しくて、3月やっと終わったと思ったら、また4月からばたばたと別の新しい職務に追われている。 その疲れがすーっと抜けていく気がした。 丁寧に淹れられたお茶をゆったりといただくことは、自分自身を丁寧に扱っているような気持ちにしてくれる。 そしてこの店の異国の雰囲気が、日常から離れて、自分の居場所を再確認させてくれる。 こういう時間はやっぱり持ちたいものだなあと改めて思った。
by norlie
| 2014-04-20 18:13
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