こどもの国@八戸
ゴールデンウィークの帰省中、八戸市内で用事を済ます日が一日あったので、ついでに、ずっと行きたかった"こどもの国"へ行ってきた。
そこは、植物園や芝生ゾーン、展望台や小動物コーナー、遊園地などを擁する、八戸の総合公園。 幼少時代、家族や友達と何度も遊びにきたり、あるいは学校の遠足でも来たりして、とても思い出深い場所の一つだ。 ところで、この公園、私は子供のときからずっと、"こどもの国"とか"植物公園"と呼んできた。 しかし、最近、正式名称は"八戸公園"らしいと知る。 でも、家族も友人も学校の遠足でも、"こどもの国"あるいは"植物公園"と呼ばれていたと記憶しており、"八戸公園"と呼ばれるのを聞いた記憶は一度もない。 ・・・はて、記憶違いだろうか。 気になって調べてみたところ、以前は、公園エリアが"八戸植物公園"、遊園地エリアが"こどもの国"という名称だったのだそう。 "八戸公園"という今の正式名称がついたのは、1997年、私が中学に上がる頃のことなのだそうだ。 相変わらず、私の周りの友人達や家族は、"こどもの国"と呼び続けている人ばかりなので、私にも新しい名前が浸透しなかったのだと思う。 だが、八戸に住む、最近の子供達やその親御さん世代は、きっと皆"八戸公園"と呼んでいるに違いない。 せっかくだから、私も"八戸公園"と呼んでみたいのだけれど、いざ口に出そうとすると、なんか気恥ずかしく、見知らぬ場所のことを言っているようで、気後れしてしまう。 そうした結果、今回も私は「こどもの国、行かない?」と言って、誘ったのだった。 色鮮やかな花弁と、彫刻のような造形美は、椿の魅力。 その向こうに、枝垂れ桜がふわりふわりと揺れている。 溜め息が出るほど、優美な風景に胸が高鳴る。 今年の八戸のソメイヨシノは、ちょうど4月下旬に満開だったようで、私が帰省した5月には、どこの桜も散り始めといった感じだった。 代わりに、どこへ行っても美しい桜吹雪を見ることができたので、やっぱり桜は良いなあと思うことしきり。 八戸公園でもソメイヨシノは散り始めだったが、代わりに少し遅咲きの枝垂れ桜や八重桜が見頃を迎え、とても美しく花開いていた。 子供の頃はこういう風景には目もくれずにボール遊びや遊園地に夢中だったけれども、今はこういう景色を眺めるのがとても楽しい。 花の形、花弁の重なり方、枝ぶり、葉の色合いまで、自然の美は本当に興味深いと思う。 さすがに私も遊園地からは卒業だよね!と思ったのも束の間、遊園地ゾーンで、大好きだった乗り物を発見。 サイクルモノレール! 高い位置にモノレールが通っていて、2人乗りの自転車で、その上を走るアトラクションだ。 この日、平日だったこともあって、客は疎らにしかいなかった。 数年前に来たときは休日だったため、子供達が多すぎて、なんというか、乗れる雰囲気がなかったのだが、これはもしやチャンスか?? 「ちょっと乗り物券買ってくる!」 というわけで、サイクルモノレール乗車。 うーん、久々のこの景色! 中学、高校時代も、これにだけはしつこく乗っていたため、それほど記憶の中の景色と違わない。 そして、やっぱり楽しい。 昔と違うのは、ゆっくり漕いでいること。 幸い、後ろもいないので、この景色を心行くまで味わいたい。 またこんな機会があるとは限らないし! 桜の向こうに見えるメリーゴーラウンド。 メリーゴーラウンドって、ちょっと移動遊園地っぽいレトロさがあって、良い。 特にこの屋根の形が好き。高い位置から見ると、またいつもと視点が違って、面白い。 ゴーカート場を過ぎると、ラストは観覧車の横を通る。 以前より、色合いがカラフルになって、綺麗になったような。 小さいけれど、八戸市内を見下ろせるこの観覧車、大好きだった。 観覧車なら、大人が乗っても恥ずかしくないかなあ。次は乗りたいな。 遊園地の後は、どうぶつ舎コーナーへ。 猿山やうさぎ、孔雀やいのししなどがいるのだが、私が目下好きなのは、トカラヤギ。 体の色や模様が少し変わっていて、顔立ちもおっとりしていて癒される。 彼はこの日、マイペースにずっと草を食んでいた。 新緑の光の中、木柵の向こうでトカラヤギが草を食む風景はとても牧歌的で、春は良いなあとしみじみ感じてしまった。 大人が歩いても楽しい八戸公園。 見るもの全て、大人になったら、大人になったなりの視点や発見がある。 帰省の折には、また遊びにこようっと。
by norlie
| 2014-05-11 18:34
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